意外なおもしろさ ~額縁屋さん体験~

今日は額縁を制作するワークショップに参加してきました。
美術館で絵を見たりするとき、絵は凝視しますが、
どんな額縁に飾られてあるかは気を付けて見ていなかったなと思いました。

好きなポストカードを入れる額縁をまずは選ぶのですが・・・
はじめは単純に好きな洋服を選ぶような感覚で、
これ、いいなあ~なんですが、
そのポストカードを置いてみると、おおーーっと、
なんてことのないカードが、急に威厳を持って光り出す感じがあります。

堂々としっくりおさまる感じの額もあれば、
ポップな明るさを放つ感じ、ちょっとかしこまった感じ、
絵の色や線と、額の色や形がマッチして一つの作品になるかのように、
表情がそれぞれでがらっと変わります。
プロが見ると、どんなに素敵な絵でも、
合わないものに飾られると一気に絵の魅力が半減するのだそうです。
それ、わかる気がする。

そして、中のマット台紙もどんなものにするのか・・・ここも重要らしい。
ここはちょっとプロに選んでもらったものにして(自分なら選ばなかった色)、
その台紙を自分で採寸して、
自分でマットカッターという機械を使って切る!
っていう、額縁屋さんになったような体験をさせていただきました。

お店の方は、普通のカッターでも切れるというので、
そっちの方が職人技だなあと思いました。
最後にぴしっとポストカードをはめて完成。
いつか絵も描いてみたいなあって思っていたけれど、
こうして台紙も自分で作成し、額縁におさめるところまでやると、
何だかちょっと、絵を描くということの概念が変わりますね(範囲が広くなった!)。

どこまで自分が極めたいのか、
どこを大事にしていきたいのか、
どこまでやりたいのか。
そこはどうありたいのか?に似ているかもしれません。

たくさんの種類の額縁と台紙があって、
この絵に何をどう合わせるのかは、経験と感覚と直感と知恵と・・・
でも、直感的なところが大きいのかなと感じました。

これからは、絵を見るより額縁を見てしまいそうです。




ゴールドって派手かと思ったけど、意外と合う!








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