パターンを満たすための仕事

福祉の現場でも営業職のようなことをすることがあります。

障害者の方の雇用を進めるために企業に働きかけ、
就労につながるように両者のサポートをしていたことがかつてありました。
その頃の私は、
障害者と企業のどっちの状況もわかるし気持ちも理解できると恥ずかしながら思ってました。
そして事もあろうに「信頼される支援員」になろうって。

今はもう、そんな気持ちはないのですが~
っていうか、なれるわけもない。
なのに当時はかなり本気でがんばっていたのです。
企業へのフォローはぬかりなくやろうと思っていたし、
障害者の方へも全力投球で支援(うざかっただろうなあ)。

今思えば、全部パターンでやっていたと言っても過言ではありません!
全部というのは大げさかもしれませんが、
それくらい私は仕事をがんばることでパターンを満たそうとしていた。
パターンを満たすために、人からの信頼を得たいと思っていたんだなって。

一般的に、人のために何かをすることは前向きで素晴らしいことだって、
その動機までは深く見ようとしないものかもしれません(だって、一般的にはいいことだから)。
強い意思を持ってやっているというそのこと自体がすでにパターンっぽかったなあ。

褒められたいから?
喜んでもらいたいから?
大変そうな人を大変じゃなくすることがいいことだと思っていたし、
トラブルがないことで自分が安心したかったんですね。
うまくいくように。
そうしたい自分は、パターンから外れることへの怖さがあったのだと思います。

強い意思というのは、
それは変えられないものを変えようとしているのか。
それとも、変えられるものを変えようと努力しているのか。
この違いはとても大きい!
ここを間違えないようにしたいです。

あらためて、新しい仕事と共に、また見つめ直し見極めていこう。




マイタケの天ぷら作りました~大好き!










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