111年の結晶

今日は111年間続いた、
街の文房具屋さんのさよならパーティでした。
集まった方々からのお祝いの言葉、感謝の言葉、また数々の思い出話を聞いて、
松下幸之助さんが言ったまさに「会社は人なり」なんだと思いました。

長きに勤めた従業員の方々、問屋さんやメーカーさん、商店街の方々、
お客さんである小学校や地域の方々、そしてご家族の方々。
私などほぼ、はじめましての方たちばかりでしたが、
みなさんも皆お互いを知っているわけではなく、
そんな中でオーナーのMさんの人柄がそのまんま人と人をつなげるかのように、
自然に話ができてしまうような温かい会でした。

私が「はじめて講座」をやってみようと思ったときに、
どうやって周知しようかと、
なぜか、内容よりも宣伝方法をどうしたらいいのかとても悩みました。
今時代SNSしかないと思う反面、
私にはそれが全然しっくりこなかったのです。

そんな時、Mさんのお店にチラシを貼らせてもらいたいと思いました。
私の手作りのチラシは、この文房具屋さんでこそ映える?と。
やっと最近お話をするようになったばかりのMさんにお願いをすると、
なんて、素敵なことをやっているの!と、
すぐに拡大コピーをして貼ってくれたのでした。

その後も講座にお友だちを連れて来てくれて、
本当に感謝しかありません。
今思うと、顔から火が出そうなほど緊張しまくりのつたない私のしゃべりと、
なかなか毎月、講座に来てくれる人もいなかったので、
そんな私をいつも励まし、
あなたがやっていることは素晴らしいことよと、
これ以上ない激励をもらっていたのでした。

人は、心のことが大事で、それ以上に大事なものはないと、
そして魂は何度でも生まれ変わってこの世に誕生し、
だから、今世で自分が何を学んでいけばいいのか、
本当は自分がすべてを知っている。

そんな話を何の疑いもなくあたり前のことのように、
いつまでも楽しそうに話してくれるのがMさんでした。

誰よりもどんな時も自分を大事にしていく。
その繰り返しの先に、
自分以上に大事にしたい人とのつながりが生まれることを、
お仕事から見せていただいたと思います。

進む道、学びの方法は違えど、
これからもおつきあいしていただけたらと思っています。




Mさん、従業員の皆さま、ありがとうございました!





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