憧れを持つ

お盆で、親戚の子どもたちから聞いたお話。

子どもたちが、これから高校、大学と受験をしていこうという時に、
今の自分の学力と照らし合わせて選ぶのではなく、
実際にそこに行ってみて選ぶ、ということをしているのだそう。
主にはオープンキャンパスなのでしょうが、
他にもその場所まで行って建物を見る、ということなんかもして、
とにかくその場の空気を見て触れて、感じてくるのだそうです。

そうすることで何が起こるかと言えば、
そこに行きたい、そこにいる人のようになりたい、
という強い『憧れ』が生まれ、目標に向かう力が長く継続されるようなのです。

今や、オープンキャンパスはあたり前なのかもしれませんが、
これだけ情報にあふれていても、わざわざその場に行くというのは、
結構アナログなことが推奨されているんだなと感じます。
いくらでも動画で見れるし、SNS情報からも得られるものはたくさんあります。
だけど、実際に足を運び、自分で感じて決めることがすごく大事なんだと(バーチャルでは心は動かない)。
また、一緒に同行する親向けのキャンパスコースもあって、
親の心もがっちりつかまれるようです。

実際の授業風景を見ると、
当然ながらさっぱりわからないような難しい授業をやっていて、
でもそんな授業を受けている先輩たちの姿は、
キラキラまぶしく映るのかもしれません。
ここからどんな出会いがあるのか、どんな将来が描けるのか、
この場所への憧れと共に自分への期待で胸がふくらむんだろうな。
そのために、一生懸命勉強もするんでしょうね。

行ってみたいな、から、ここに行こう!に変わる。

憧れって、淡く不確かな感じもあります。
はっきりとは分からないけど、なんかいい!というこの衝撃が自分を引っ張ってくれる。
考えると、この学びを始めた頃の自分もそうだった。
私にもこんなふうに(師匠のように)なりたい、という憧れがあったことを、
ちょっと思い出させてもらった気がしました。



住宅地に山鳩さん ホーホーって鳴いてました



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