価値観の違い
●自分の人生には価値がある
と思っているパターンがあります。
これまでの人生経験の積み重ねによって今の自分があり、
当然パターンとしては、
こうして生きてきた自分にこそ価値があると思いたいのだと思います。
でも、価値ってなんだろう??
「価値がある」
プラスの意味付けは、
+ 尊いこと 素晴らしいこと それだけで充分なもの 人が羨むもの それがあると幸せを感じる 多数の人が認めているもの 大事にしたいもの 特別なもの 自分にとっての誇り
マイナスの意味付けは、
- (それを感じることで)傲慢になる 天狗になる 自慢をしたくなる それを捨てられない しばられる 勘違いする 過大評価 世界が狭くなる 現実を見れなくなる
そして、中立は、
「価値がある」というその時のただ一つの体験・・・だけ。
これには価値があるんだ!
と自分の決めつけがあり、それを特別なものとして扱い続ける。
何をするにしても、その行いに価値があると思いこむことで、
それを行う自分自身にも価値があるんだ(特別なんだ)と思いたい。
本当は、そのものや行為よりも、
自分を承認したいだけなのかもしれません。
恋人同士が別れるときに、
「価値観の違いで別れました」という言葉をよく聞きます。
それって違う言い方をすると、
自分のことを相手が認めてくれなかったということなのかなと思う。
自分が思う価値を否定されたり、
相手が自分とは違う価値観を大事にしていたりすると、
何だか自分自身が否定されたように思ってしまう。
自分という人間に価値はないの?って。
価値観の違いは、パターンの違い。
でもそこに自分の真理があるかのように感じてしまうのは、
長い間プラスの意味付けしか考えてこなかったからなのかも・・・
プラスとマイナスで意味を考えていくと、
マイナスに行ったりプラスに行ったりしながら、
ずっしり重かった価値観という言葉そのものに、軽さと幅が少しずつ出てくるのを感じます。
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