無理しない

今日は盛岡も、じめじめした湿度の高い一日でした。
お味噌汁もおかずも冷蔵庫に入れていないと悪くなってしまうので、
毎回食べきれる分を作っています。

料理研究家の土井善晴先生の一汁一菜。
夫が体調を崩した頃から我が家もこのスタイルとなり、
たまにあと一品という時は、簡単な浅漬けやサラダ、
買ってきたお惣菜を出したりしています。
土井さんのお料理は見るからに本当に美味しそう。
Xへの投稿がまたたまらないのです~

食材はシンプル、器は気にいったものに盛り付け(料理は器で決まるそう)、
何よりこの三角形で食べることのバランスがよい。
ご飯が好きな自分にとって、これは本当に無理がない。
おかずが一皿だからこそ、ゆっくり味わって食べるようにもなったと思います。

朝ドラを見ていると戦時中の食事のシーンが出てきて、
乾パン1個という究極のシーンのときは、
ああ、なんて自分はいつも食べすぎてしまうんだーって反省してしまいました。
今のご時世いろんな食材も高くなってきているので何を食べようかなと考えます。
野菜やなんかも全部食べるように使い切ったり、
お肉や魚、卵はご馳走なんだなあと、
昔の人の方がご馳走を本当においしく感謝して食べていたと思う。

私も病気療養中の20代は、
玄米と味噌汁とおかずを一口100回は噛んで、
お菓子などの甘いものは一切食べず、外食もほとんどしないで、
今とは全く違う菜食中心の食生活をしていました。
浮世離れしたその食生活は、体調だけでなく考え方も趣味嗜好にも変化が出て、
食べたもので人は変わるんだなあと知ったのです。
聞く音楽も変わったし、着たい服も変わった。
自然療法で何でも不調を治すようになっていたし、
とにかく大自然があるところに足を運び、自然と一体感を味わってもいました。
付き合う人も出会う人もガラッと変わっていったと思います。

そんな、いろいろ食べ物から影響を受けた自分が、
今では・・・何でも食べます。

きっと、食べ物が人の体を作っていることは間違いないと思いますが、
美食も粗食も、大食いも小食も、体に良いものも悪いものもいろいろ体験してきた自分が、
今、これから何を食べるのか?
それがこの一汁一菜を中心に置いた食生活。
ここに落ち着きつつある。

というわけで、今日も小さめのお盆に全部おさまる器で、
もう少し食べたいなあと食後にお菓子はしっかりつまみながら…
食べれる幸せをかみしめました。




これは例外バージョン


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