その隣りにいる人
突然ですが、「支援」って何だろう。
調べると、「他人の行動や取り組みに対して、うまくいくように力を貸して助けること」
って書いてました。
13年ほど支援者という仕事をやっていて、
いまだにそれがどういうことなのか、分からないのが正直なところ。
支援者ってとても嘘くさいと思っています。
心の中では、相手にそうなってほしいと思っていなくても、
それ以上のことがわからないからベストだと思ってする、っていうことがあるように思うから。
他人に力を貸して、うまくいくように手助けする?
うまくいくって何?誰にとってのもの?
本人にとってそれが一番いいこと・・・なんでしょうが、
それは本人でさえも分からないんじゃないかと(誰もわからないって!)
時々もんもんと思います。
もっと長い長い時間をかけて、
あの時、ああなって良かったのかもしれないって、
そう振り返るときが来たら、
その人はちょっとだけあの人(支援者)と出会って良かったなと、
そう思って懐かしむことがあればそれでいいのかもしれません。
支援者も、支援という仕事の中でしか学べない自分がいて、
たまたまこの仕事に縁があってやっていることに気づきたい。
支援する側とされる側。
そういう線引きをしているつもりはなくても、
この言葉がすでにもう、上と下の関係を作っている。
何か違う言葉はないかなと考えていたら、
「その隣りにいる人」っていうのが浮かびました。
一緒に悩んだり、怒ったり、笑ったりしながら、
何かに向かって一緒にただひたすら歩くような関係。
共感はするけれど、そこに依存はない。
もっと言えば、出会えて良かったなあ!と思える関係です。
この仕事の良さは、それが何年も経った後にわかるところなんだと思う。
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