こっぱずかしい

自分には能力がないと決めつけているパターンは、
ちょっとでも満足にできないことがあれば、
「ほらね・・・」って、
やっぱり自分は頭が悪いんだ、バカなんだーーー!
と落胆もしているけれど、腹も立ってきます、自分に。

「やっぱり」「だって」「どうせ」と言うことで自分を卑下して、
そういう自分なんだからしょうがないよねと言って納得させようとしたり、
また、そういう自分なのによくぞここまで頑張って生きてきたんだと、
自分で自分をなぐさめてきたという歴史もあります。

パターンはいつもネガティブなことを言った後に、
それを全否定してほしいという別のパターンも同時にいるんですね。
本当は、そんなことないよ!って誰かに言ってほしいのだ。

以前、その誰かに否定してほしくて、
自分が言ってほしい言い方、返し方をしてくれたらどんなに安心するだろう・・・
さぞかしスッキリするだろうなって思っていました。

あなたは素晴らしい人だよ
あなたは他の人とは違うよね
あなたってすごい
あなたのようになりたい
等々。

しかし、こうして口にしてみると、
安心するどころか、
あ、もういいです・・・もう、もう言わなくていいです・・・
って何とも言えない恥ずかしい気持ちになるのでした。

ということは、
そういう言葉をもらいたいと思っていたのはパターンであって、
本当の「私」は、本当にまったくそうは思っていないという証拠なのだと思います。
言ってほしいのはパターンであって、「私」ではないんだと。

そのこっぱずかしい感覚は大事にしたいです。








コメント