どんな暮らしはどんな働き方か

自分が得意なこと、好きなこと、やりがいを感じられること、そういうことを第一に考えて就職先を決めていくものだと思っていましたが、
『どんな暮らしをしたい』で考えて良いという境野今日子さんの記事を読んで、なるほどなあ・・・って思いました。

なるほど、と思ったくらいなので自分はそうしてこなかったと思っていたのですが、
若い頃を思い出してみると、ありました。
初めて就いた仕事の、美容師がそれに近かったです。

手に職を付けたい、最先端の技術を磨きたい、とか言って東京へ出るための口実を考えたと思いますが、
なぜ美容師だったのかという本音のところは、
髪の毛を好きな色に染めて好きなヘアスタイルができるし、好きな格好ができる、
そんな毎日が許されるのは、美容師しかいないと思ったのでした。

その後、好みは年齢と共に変わりましたが、
どんな服を着て仕事へ行くのか・・・ということが自分にとって重要なポイントになっているのは、今も昔も変わりないように思います。
スーツやかちっとした服、ヒールのある靴で仕事をすることは耐えられません。
要は、体にストレスのない楽な服(体型は崩れるが)。
自然素材のものを好きで着ているので、
仕事でも普段着とさほど変わりない服装がいいし、色も好きな色だと落ち着きます。

どんな暮らし、を考えられる人は、自分を幸せにするルーティンがあったり、
自分のための時間の使い方を知っていて、趣味などが必ずあったりするのでしょうか。
そう考えると、ルーティンも時間の使い方も、自分にはこれといった自慢できる趣味なども、特に思いつかないのですが、
その代わり、仕事をしているときはどう在りたいか、どう時間を使おうか、これやりたい(趣味に近い感じなのか)、
働いていることが楽しいんだなあと思います。

そうして、仕事をより快適に行いたいために、家でゆったり充電できる環境(暮らし)がしたいと思うところがあります。
ときどき小旅行でリフレッシュして、きれいなものをたくさん見て、美味しいものをたくさん食べ、歴史を感じて今を感じ、自然の中に漂う・・・
出来るだけ長く働いて暮らしたいと思うからこそ、だと思います。

今は良い仕事をするための暮らし方、になっていますが、
段々と、やってみたい暮らしがあって、そこに合わせた仕事の仕方へとシフトしていくのもいいのかなあと感じます。








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