無難じゃなくてもいい

相手に対して不快だなあ、嫌だなあと思ったり、
または、嫌われたくないなあと思ったり、
そういうマイナスと感じる感情を持っていると、つい無難な話しかしない、ということがあります。

これ以上相手を嫌いになる醜い自分になりたくないとか、
相手に嫌われることがとても恐ろしいことだとか感じているので
そうならないように、相手が共感するような無難な話をすることで、
自分が傷つかないように、できるだけ感じないようにしているのかもしれません。

でも、こういう本当の「私」ではないところでの話をし続けていると、
やっぱりモヤモヤしてきます。
いくら当たり障りなくやり過ごしても、
表面的にはうまくいっているかのように見えていても、
不快や嫌、嫌われたくないという感情が消えて無くなったわけではない。

以前の日記で、自分が違和感を感じていることについて、
何でそう思うの?
何でそう(行動)しているの?
と相手に聞けずにいたことを、やっと聞くことができました。
その答えが何であれ『自分から言えた』ということが、
こんなにも、自分にとって大きなことだと思いませんでした。

どこかで、聞こうと思えばいつだって聞ける、
言うべきときが来れば、自分は言うだろう・・・
などと、苦しい言い訳をし続け、こじらせてしまった。
頭でわかっていることはできること、ではないですね。

自分が持っていたパターン(なぜ聞けなかったのか)は、
自分が、その場にいる人たちに抱いている不快な気持ちをみんなに知られたくなかった、
というものです。
何で?と聞くだけなのに、自分が言い出すことによって、
何かこれまでと違う空気(あたり障りがない空気)を変えてしまうかもしれないことに、
自分は耐えられないかもしれないと思っていたのだと思います。
平穏にうまくいっている(と思いたい)関係を、崩してしまうんじゃないか、
という怖さがありました。

そして、Aさんに対するみんなの言動については、
嫌だなあと思っているならば、
会うのをやめてみてもいいんじゃないかと、
思っていることとやっていることを一致させてほしいという気持ちがありました。

このことについては、もう少しお互いに話してみたいと思っています。
この、思っていることとやっていることの不一致性は、
矛盾してはいけないという自分の持つパターンかもしれません。

もう無難な話じゃなくてもいいと感じます。
これまで十分この関係性はやってきたので、これからは違う関係性に発展していきたい。
矛盾していること、相反する気持ちや行動があったとしても(そう感じたのなら)、
どうしてそう思うの?
と、ただ自然に聞ける関係性を、これからは選んでみようと思いました。



















コメント

マーガレット さんの投稿…
真紀さん、自分から言えた経験、良かったですね!

そして真紀さんの感じていた違和感はなるほど、そういうことだったのですね!的外れなメッセージを送ってしまいましたね、すみませんでしたー(笑)

「自分が、その場にいる人たちに抱いている不快な気持ちをみんなに知られたくない」という気持ちがあったのですね。

「え?・・なんで?」って素朴な疑問、ありますよね。私もそういう自然な気持ちを大切にしようと思いました。



pyon さんの投稿…
素朴な疑問。
そうなんです。全然素朴じゃなくなってしまいました。

不快な気持ちを知られたくないって、
不快と思うパターンを受け入れていなかった証拠ですね。

いろいろ自己開示し合って、その新しい感覚も体験していきたいです。