あんな言い方されたくなかった

言い方がきつーい、と思ったことがありました。
言いたいことはわかるけど、グサッとくるーって。

これまでの付き合いの経験から、もしかしたらそんな風に言ってくる可能性がある、
とは多少想像はできていたものの、やはり相手にとって思い通りのことではなかったのですから、
言われても仕方なかったのかも・・・
そう分析し、
相手が言った通りに、背景に感情を一切含めず、言葉の内容だけを受け取ってみました。
そうすると、自分が否定されたのではなく、そういう『事実がある』というだけのことだった。

このように、よーく考えるとそうだった、ということは一般的にあります。
感情をコントロールするための対処方法であったり、
物事をスムーズに運ぶための思考的理解として、とにかく頭を使って冷静になって分析するのです。
でも、このやり方には限界があるかもしれません。

パターンが引っかかった事として、
「グサッとくる」という悲しく悔しい感情に注目してみると、別の解決方法が見出せます。
どうして、グサッときたのか、悔しかったのか、何が悲しく思ったのか。
●あんな言い方をされたくなかった
このパターンが自分の中にあるからです(ここが非常に大事)。
●あんな言い方、の内容分析よりも、
この瞬間の感情を認めることが大事(何も感じていない、とはいきません)。

頭だけですぐに切り替え、『事実がある』と受け止めてしまうのと、
感情感覚として湧きあがったものを認めてから、パターンを見つけ、受け止めるという選択をしていくのとでは、
その後の行動の質が変わってきます。

例えば、
●あんな言い方をされたくなかった
という黒のパターンがあると同時に正反対の白のパターンというものが存在します。
〇あんな言い方をされてもいい、です。
これを選べていたら何の問題もありませんが、これを選ぶには、少し強引な感じがありますので、
〇もしかしたら、言われたことを、事実として考えてみてもいいのかもしれない
という白パターンを創ってみます。
これは実際に私がしっくりとくる、心から望んでいる、こうなっていきたい姿です。
このように、本当の「私」が黒と白を選び変えて、選んだものを全身にしみこませて行動に移していくというものです。

※これは白黒ワークというものですが、いつかまた、ご説明したいと思います。

頭で考えたことで行動することが、悪いことではないです。
よく考えてから行動に移す、というのは私たちが小さいころから教わってきたこと。
ですが、これだけでは本質が変わっていかないこともあります。
その場の対処はできても、相手を許せなかったり恨んだり、心の中はあまり変わっていない(成長がない)。

それともう一つは、自分も相手にやっている。
ということを思い出すのも大事かもしれません(あんな言い方、自分もどこかで誰かにしていないか)。
鏡を見ていると思って、ここも振り返りながらやっていきたいです。







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