手放す、という未知の世界

今、自分には、とてもありがたいことに仕事が与えられています。
カウンセラーとしての自分が成長していけるように、
その為に与えられているのが今の仕事だと思っているので、
そこで、これから自分が何をやっていくべきか、最近考えるようになりました。

自分の経験から得たことを、手放す。
はじめに浮かんだことは、もう自分一人のものではなく、
それを必要としている人がいたら、使ってもらいたい・・・
という気持ちです。
出し惜しみすることでもないので、
むしろちっぽけな経験かもしれないけれど、
誰かに(欲しいと望む人へ)渡し、使ってほしいと思うようになりました。

その過程の中で、伝えるということへの難しさや、
疑問を投げかけられたときの、想像力からの応え方、
また、手放すことで起きる新たな体験を学びたいです。

どんな仕事であっても、それをある一定期間やり続けることで、
自分独自のスキルであったり、他の人には見えていないものが見えてくる、
という力が誰にでも養われていくと感じます。
それを相手と共有したり、そこからオリジナルなものに変容してもらったり、
その人のものとして生かしてほしいなあと思うのです。
もしかしたら、手放したいと思っていたのに、さらにその仕事を深められ、
違う形へと新しく作り変えていく作業が生まれるかもしれません。
そういうことも含め、未知の世界を体験したいのだと思います。

今までご飯を作るとき、大抵自分の食べたいものを作りますが
(これを言ったら、ご飯は夫や子どもが食べたいと思うものしか作らないと答えた友人がいて、それが普通なのかと驚いた)、
作ってみて美味しいなあと思ったものは、
良かったらどうぞ皆さんで食べて下さいと、何なら作り方も教えますよと、
そういう発信を積極的にしてもいいのかなあと思ったりします。
お裾分け的感覚に近いですね。

自慢しているようで、なんか偉そうで、大したことでもないのに。
というパターンもいたのだと思うけれど、
そこにもう、こだわらなくていい、を選択。

毎日の業務のほかに、
自分の経験を伝える機会を作ったり、
相手にとって得るものがあるように(これは自分に無理をするということではなく)、
自分の中から出せるものは出していきたいなあと思います。













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