心底分かりたいこと

経験を積めば分かる、とはよく耳にする言葉。
分かるためには、もっともっと経験していけばいい、ということでもあります。

それから、分かりたいけど、怖い。
というのもあります。
誰にでも、傷ついたことや思い出すだけで怖くなってしまうこと、
心も体も病んでしまったことなど、もう二度としたくないことってあります。
怖いから、傷つきそうだから、自分には乗り越えられそうにないから・・・
ここに対して敏感にセンサーが働き、そっちは選ばない、避ける。
自分を守るために(パターンの言い分を聞いて)、無意識に行動してしまうのだと思います。

『避ける』ことが身についていった自分。
魂の世界で考えると、
本当はそこを乗り越えたくてこの世にやってきたかもしれない。
もしそうであれば、魂は自ら、そこから脱するための課題(事象)を用意せざるを得ないのかもしれません。
不安、違和感、沈黙、ごまかし、停滞、さらなる恐怖など、
これらが増していくことは、この人生の目的ではない、本意ではないからです。

それらをどうやって突破していくのか。

私の突破したいことの一つ、
本当の「私」が話す、聞く、答える、という対話の部分があります。
この対話がうまくかみあわない、どうも不快感がある、というときは、
大抵、相手を理解したいと思う気持ちではなく、
自分を理解してほしい、という気持ちで向き合っているときに起こるような気がします。

相手のことよりも、
ちゃんと自分を受け入れてほしい
私を否定しないでー
私のほうが正しいと思うよー
という気持ちが勝っているときです。

そうして、自分が(パターンが)満たされなかったとき、
その相手との対話は、分かりあえないという前提のもとに、どんどん浅く表面的なものとなり、避けていく・・・
この避けるという経験を、できるだけ減らしていきたい。
もしも嫌われたとしても、誤解されたりすることがあっても、もう自分は大丈夫かもしれないし、
それよりも、相手のことを少しでも知ることができたら、本当に嬉しいと思う。
世界が広がっていくと思う。

本当の「私」か、パターンか、
今どっちで話そうとしていますか、あなた。
と自分に一呼吸おきながら、ときに胸に手をあて、実践し続ける。
この経験を積んで、これまで見えていなかったものを、心底分かりたいって思います。















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