カレーと給食とレモンゼリー

娘が帰ってきたので、何か食べる?と聞くと、
「うーん、いい~(要らない)」
それならばと、私はカレーが食べたかったので夕飯にスープカレーを作りました。

夫が糖質制限もどきをしているので、ご飯はないです。
だから、カレーライスのカレーにすると味が濃いので、
ご飯がなくてもいいような味付けでスープカレーになったのでした。
具材は普通にジャガイモ、人参、玉ねぎ、豚肉。
そして、ごぼうが冷蔵庫にあったので、大きめに切って入れました(このやわらかいごぼうが美味しかった)。

人が美味しそうに食べているのを見ると、つい食べたくなってしまいますよね。
娘も例外なく、いらないと言ったばかりなのに、自分で鍋から盛って食べていました。
そして、お替わりも・・・

娘が帰ってから、夫が
「家のごはんは、やっぱ、美味しんだなあ」
と言ったのを聞いて、家のごはんって、おふくろの味的な料理?
自分には特にない、と思っていたので意外でした。
自分自身もそうなのですが、そういう代表作がなくても、何を作っても実家の味ってあるようですね。
おばあちゃんちの味、もあるように。

娘は小さいころアトピー性皮膚炎がひどかったので、食べられるものが限られ、
小学校の6年間は学校給食を食べずに、私の作るお弁当を食べていました。
献立表を見ながら、少しだけメニューに似せたものを入れるようにはしていたのですが、
カレーの日だけは、カレー風味にするのが精いっぱいで(高野豆腐のカレー焼きが好きだった)、
きっとみんなと同じように、ご飯にカレーをかけて食べたかっただろうなあと思います。

小学校最後の3学期も後半に、一度は給食を食べさせてあげたいと思い、
娘にしたら、夢のような待ちに待った時間だったと思うのですが、
感想を聞くとー
「お弁当のほうが、美味しかった」
私に気をつかってくれたのか、ねぎらいの言葉だったのか・・・
「でも、レモンゼリーはすごい美味しかった」
と、嬉しそうな顔をして言っていました。
思い出すと、せつなくなります。
今はきれいな肌になり、食べたいものを食べたいだけ食べ、
いわゆる反動ですね、小さい頃制限していたジャンクフードも大好きです。

食べたもので体調が変化することも覚えた娘。
それを分かりつつ、食欲には勝てなーい・・・と、もりもり食べる。
いろんなものを食べられるようになって、本当に嬉しいです。
お年頃なので、体型を気にしているようですが、
よく食べて寝て笑って、健康に元気に暮らしてほしいなあと願っています。







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