パターンについて

たびたび日記に登場しております、パターンとは。

小さいころ親に言われたこと、関わってきた大人たちや生活環境や教育、そして自分が体験してきたことなど、
それらを通して刷り込まれた思い込み、思い癖、信じて疑わないもの、こだわり、エゴ、決めつけ、といったものをパターンと呼んでいます。
常識だと思っていることでさえも、自分のパターンであったりします。
これらは思考でできているので、本当の「私」とは全く違うところで生きているもので、
「私」ではない、別もの・・・なのです。

例えば、●人に嫌われたくない●いい人だと思われたい●自分に自信がない●認められたい●自分が正しい●自分は幸せになれない⚫︎自分はだめな人間だ
などなど、誰の心の中にもあるのがパターンです。

人は毎日パターンで思考し、発言し、行動しています。
パターンの存在は自分にとって慣れ親しんできたものであるため(思い込んできたものだけに)、無意識に自分として存在しようとしていきます。
実にもっともらしく、巧妙に、それが自分であるかのように仕向ける力があるのです。

『自分らしく生きよう』と思うときも。
自分らしさって何だか分からないということがありませんか?
誰しもはじめは自分とパターンを同一化(一緒に)しているので、わからなくなってしまいます。
思い込みの中で創られた自分ならば、『自分らしく』と言われても、
本当の「私」とはかけ離れたところで生きてる・・・という感じにです。

こんな風にいうと、パターンが悪者に聞こえてしまうかもしれませんが、
安心してください。そうではないです。
パターンがいてくれるがために(いることを知った時点で)、
それをケアできる本当の「私」を意識することができます。
「私」がパターンをケアできる唯一の存在であるため、「私」は育つことができ、「私」が成長していくことができます。
だから、どんなパターンもあっていいということになります。

そして、本当の「私」も、何か特別なものではありません。
どんな人にでも、あるもの。
ただ、これは使っていかないと(育てていかないと)機能せず、本来の役目(魂を成長させるということ)をはたすことができないようです。
「私」がパターンを守っていけるようになると、とても心は軽くなり、穏やかさとすがすがしさを感じられるようになっていきます。

パターンの存在を見つけ、認め、本当の「私」が理解していることをパターンへちゃんと伝えていくこと(これを、語りかけワークと呼ぶのだが)。
ここから魂の成長が始まっていきます。





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