ありのままって?

自分の心にどうしても他人が入ってきて、苦しい・・・ということがあります。
こういうときも、いつもの語りかけからはじめるのですが、
「自分の気持ちをありのまま受け入れよう」
と、自分を否定しないように一般的には言われたりします。
この『ありのまま』って・・・何なんでしょう。

今やっているパターンのケア、
●○○さんが嫌い
というのが、ありのままの自分だと仮定すると、
そのときの自分の感情に、なぜ嫌いなのかありのままの理由を聞いていきます。
いったん、「嫌いだ」と言ってしまうと、不思議と堰を切ったように、相手を責める声がこれでもかと出てきます。
これは、パターン=ありのままの自分、ということになるのでしょうか。

●○○さんを嫌ってはいけない
「嫌い」とはっきり口にすることに抵抗感、罪悪感、道に反した感じ、己の醜さ等々、
嫌うことはいけないことだと感じてしまう自分がいるときは、ここが隠れていることもあります。
今、まさにこのパターンの語りかけをしているのですが、
なぜ嫌ってはいけないのか聞くと、
カウンセラーとしてどうなのか、そんなんでカウンセリングできるのか、
という今の自分を否定し不安にさせ、責め続けることばが出てきました。
これが出てきたときは、
やっと、ありのままの自分が姿を見せた・・・と思いました(パターンが、やっと理解してもらえたとほっとした感じ)。
「嫌う」気持ちがあっては、どこかかっこ悪いというか、何か成長していない感が否めない、と思うパターンがいたのですね。
やはり、ありのままってパターンか?

●○○さんを嫌っているパターンがあることが嫌
こういう、パターンがパターンを嫌うということもあります。
対象が他人だけでもなく、あらゆるパターンをもう受け入れたくない、という気持ちに占領され、
すべてパターンがあるから苦しめられるんだって、思っている。

この3つのパターンは、どれも何かを責めています。
そのままで存在させないように、いつも必死の抵抗です。
でも、本当の「私」は誰も責めてはいない。
どんな感情を持っていても大丈夫だと言っています。
本当は、嫌いではないかもしれないし、嫌ってはいけないわけではないし、嫌っているパターンがいてもいい。
そして、
〇もうそこにこだわり続けなくてもいい
ここを選び、行動へ変えていきたいです。

黒パターン、白パターン、両方あって一つ(完全な状態)。
ということは・・・もうそこにこだわり続けなくてもいい、そうなれる自分がいる。
という白パターンに変わっていく(白で行動する)自分がいたとしたら、これも、ありのままの自分ってことでしょうか。










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