自分がいいと思える仕事

友達が会社を立ち上げたと聞いて、お祝いのお花をもって遊びに行きました。
こじんまりした事務所は、必要最低限のものだけが置かれとてもすっきりしています。
以前借りていた方がきれいにリフォームされていたため、まるで自分たちでデザインしたかのように、明るくもとても落ち着きのある空間でした。
「うわ~自分の城だね~」
「なかなかいいでしょう~」
本当にうれしそうで、わたしも一緒にわくわくを味わいました。

開業したいと思ってから数か月、もしこの店舗が空くようなことがあれば・・・と思い描いていたそうです。
そして、次のステップへと進む原動力となったのが『あるストレス』だったと話してくれました。
そのストレスはだんだん大きくなり、本当に彼女を苦しめたそう。
それゆえに、ここからただただ逃れたいというところも越えて、
自分の好きなやり方で、自分でこれがいいと思える仕事がしたいと、心底思ったそうです。
だから、ねらっていた店舗が空いたとき、全く躊躇なく、ここから始めようと思ったのだそう。

今までの仕事をやめるときにストップがかかること、
この理由でやめたら、きっと後悔するだろうし、また同じような問題が目の前におこるだけ、と考えてしまう常識があります。
人間関係が嫌でやめること、次の仕事のあてがないのにやめること、
生活が以前より苦しくなるかもしれないのにやめること、
今、とにかく辛くてやめること、なんとなく合わないなと思ってやめること等々。
そういったことでは、また同じことを繰り返すだけだよと、言われたものです。
ちゃんとクリアしてから、次に進まなければならないと。

でも、本当に時代が変化しているとしたら、
そんな常識も、もうすでに変わってきているのかもしれません。
自分の感覚を信じて、本当の「私」が選びたいものは、楽しさ、軽さ、明るさ、わくわくするものはどっちの方向にあるのか・・・
少なくとも、他人のセンサー、価値観、感覚では選びたくない。

「これで思いきり仕事ができる!」
彼女のふっきれたようなさわやかな顔、さらっと言ったことばが胸にズキーンときます。









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