●責められたくない
あれは確かに、自分の力不足だった・・・
と何年も前のことを思い出していました。
スキルがない、知識が不十分、経験値が足りない、精神的にも未熟。
そのときはそれが精一杯だったから仕方なかったんだ、と自分を納得させていました。
でも、『力不足だった』というその事実は、どこか置き去りにされていたような気がしました。
だから、その時、迷惑をかけた人たちに、
「自分は一生懸命、精一杯やったんですよ」
ではなくて、
「自分の力が足りなくて、本当に申し訳なかったです」
と言えたらどんなに良かっただろう、と思いました。
●責められたくない
あの時のパターンは、他人からはもちろん、自分のことも責めたくなかったのかもしれません。
否定されたくなかったし、自分が悪いと言われたくなかったし、思いたくなかった。
そこからとても逃げたかったのです。
自分が正しいとは思ってはいないし、
自分のやり方が良かったとも思ってはいないのですが、
せめて、責められるようなことはしていないと、そこだけは正当化したかったんだと思います。
確かに、一生懸命に頑張っていた自分もいましたが、
残念ながら、自分では用が足りなかったのだと思います。
それなのに、必死で自分でもできるのではないかと、
自分を大きく見せたかったんですね。
そんなプライド(これもパターン)が、
仕方ないよ、やるだけやったんだし、神様じゃないんだから、そううまくはできないよ、
あなたはその時持てる力で頑張ったんだから、あなたは悪くない・・・
●責められたくない、と声をあげていた。
さらにパターンと同じことを言ってくる、周囲からの励まし?優しさ?も入り交じり、
〇責められてもいい、という白を選べなかった自分(たぶん語りかけをしただけで終了)。
あれから随分時間がかかってしまいましたが、
パターンが出てきてくれて本当によかった。
今の自分にはこれが精一杯だと感じたら、
同時に、それ以上の力が今の自分にはない、という事実も認めたい。
どっちも現実なのだと思いますが、何かに引っかかるものはないか?
そこにパターンが隠れていたら、ちゃんとまたケアしてあげよう。
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