答えを見出す

「答えがあるって言っても、そう簡単にはわからないよね~」
と知人に言われ、
そうそう、簡単ではないけれど・・・わかる・・・と思った自分。
自分の中にすべて答えがあると言いますが、本当にその通りなんだと思います。

もちろん、試験に合格できるだろうか、結婚できるだろうか、家族みんなが幸せになれるだろうか等々、
未来に起こること、自分以外の人の答えはわかりませんが、
自分の今の思いとその行動は、自分の中を観察していくことさえできれば、
自分を知ることはできるし、見失ってしまうということはないと思う。

もし自分がわからない、どうしたらいいのかわからない、
というような感覚におちいったら、
これまでうまくいかなかったと思われるものに頭がとらわれいる状態かもしれません。
こうなったら怖いとか、
こうなったら自分は耐えられないとか、こうなったら自分は終わりだ~とか。
ネガティブに反応してしまう自分を見たくないというとらわれもそこにあります。

自分の中に答えを見出すというのは、
そんな自分の感情を受けとめるというところから始まるのだと思います。
「怖くて仕方ない・・・怖い、怖い、もういやだ」
と思ったら、どうしてそう思うのか、とことん自分に聞く。
何が怖い?どうしてそれが怖いの?どうなるから怖いの?
そうなってしまったら自分に何が起きるの?人生は終わってしまう?本当に?本当に?・・・

という感じで自分にしつこいくらいに淡々と聞きまくっていくと、
はじめはそこに抵抗したり、なかなか本当のことを言葉に出なかったりしますが、
必ず何だかこの気持ちを「わかってもらえた」という感覚が出てくる瞬間があります。
そのほっとするような、涙が出てくるような、
ああ、これが自分の本当の気持ちだったんだな、
これが本当にしたいこと(とりたい行動)だったんだなと答えが出てくるのです。

と簡単に話していますが、
自分がはじめてやってみたとき、誰が誰に聞いているものなのかさっぱりわかりませんでしたし、
「とにかく怖いんだってばー」で終わらせてしまっていました。
それくらい、聞く、答える、ということに慣れていませんでした。
でも、それでもいいのです。
本当の「私」が、怖いと言っているパターンに聞く。
パターンは「私」に恐る恐るでもいいから答える。

実践するってそういうことなんだなあと思います。
よくはわからないけど(ちゃんとしたイメージがつかみきれていなくても)、
やってみる、試してみる。
だって、本当に自分にしか答えがないのですから、聞かなければ始まらないですよね。

自分の中に答えが見出せない時、
答えがわからないのではなく、
自分の中を見ようとしていない・・・ということ。
自分の中を見たくないのはなぜ?と聞いてみるのもいいかもしれません。





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