主人公で生きていく

いいも悪いもない、ただ経験していくだけ。
これはいい出来事、これは悪い出来事というものは何もなくて、
死ぬまでにどれだけ多くのことを経験していくのか、経験し続けていくのが人生ということ。
今日、お会いした方が言っていました。
本当にそうだなあと思います。

その方は人生の大先輩で、
いつも明るく、やさしく、ユーモアあふれ、お話しているだけでこちらが癒されてしまうような方です。
商売をされているので、とても現実的なところもありつつ、
「どっちでもいいのよ。そうしたいと思った方でいいのよ」
と言って笑う、アバウトなところもわたしは好きです。
人生談義?がとてもおもしろく、神秘的なお話もたくさんあって、
でもそれは特別なことではないよ、というところも、逆に興味深く聞いてしまいます。

その方がまだ若かったころ、どうしても行きたいコンサートがあり、
思い切って子供たちも連れ、家族みんなで行ったのだそうです。
大好きな曲が流れたその瞬間に、
自分がいて、その歌手がいる・・・
自分がいて、そして世界がある・・・
ギターの神様エリック・クラプトンが目の前にいるのに、そっちが主役ではなくて、
わたしがわたしの人生の主役、主人公なんだとわかったそうです。
そして、家族ひとりひとりも、みんなそれぞれ自分が主人公で生きているんだと。

一流のミュージシャンから、その日会っただけの人まで、
人生のいろいろな場面で、そのときに必要なメッセージを受け取りながら、私たちは導かれているのかもしれません。
人を介して、音楽を介して、芸術を介して、自然を介して、
そこから自分を中心に世界が広がり、自分が自分の人生の主人公として、たくさんの経験を与えてもらっているような気がします。

今日は、「たくさん作っちゃったから持っていって~」と、
わたしからおじゃましたのに、お赤飯とお煮つけをいただきました。
とっても味が深くて、丁度よくて、本当においしかったです。
こういうご縁をいただいていることに、心から感謝。











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