宇宙にとどくような

録画していた歌番組を見ました。
昭和、平成を通しての男性歌手とバンドの、ゴールデンヒット曲。
歌える曲がたくさんあって、この手の歌番組大好きです。

当時の映像も流れ、最近のカッコイイとは違うかっこよさがありますね。
自分が若かったときに聞いた曲だからなのでしょうか。
懐かしさ、せつなさ、恋愛のどきどき感もよみがえって、
キューン・・・とする感じです。
このキューン・・・って、年齢は関係ないのかもしれないですね。
たぶん、もし自分が80歳になっても同じように感じるような気がします。
一瞬でいろんな時代の自分に戻れるって、歌の力はすごいですね。

物心ついた頃から、自分の人生の中に、たくさんの曲が登場し、
そのたびに、いろんな感情が湧き起こり・・・
その感情は、年齢と共にとても複雑になります。
悲しいんだけど、辛いんだけど、なんかそれがかっこいい。
せつないんだけど、このままでもいい。
さみしいけど、ほんのちょっと幸せも感じている。
そういうのを、歌詞の世界から感じ取っていった、ということもあるかもしれません。

歌を聞いて、泣けてくるってありますよね。
それは、自分の中にある、何かのパターンが泣いている、ということなのでしょうか。
歌詞が、パターンの言いたいことを代弁しているような。
そうそう、そうなの。
それを言いたかった。分かってくれた?・・・って。

それとも、もっとシンプルなことでしょうか。
美しい景色を見たとき、心地よい風を感じたときのように、
歌がそのままですーっと本当の「私」に届くような。
自然で、まっすぐで、純粋なものが、魂へ届き、
振動となって涙が出るのでしょうか。

もしも、歌がうまかったら、すごく気持ちいいだろうなあ
高い声がぐーんと伸びて、響いて、宇宙に届くような感じで。
生まれ変わったら、ぜひうまくなりたいです。





















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