長寿の秘訣

健康長寿の秘訣は?
という番組がありました。
よく聞くフレーズではありますがー
50代に入り、長生きとか、健康の秘訣とかいうものに耳が反応します。
まだ若いと思っていても、確実に歳はとっていくものだから、
今からおばあちゃんになった時のことを考え、準備していても悪くはないのかなと思います。

番組で登場していたのは、なんと夫婦で200歳。
お互いの老化を認め、できなくなったことを受け入れ、
もし相手が自分のためにしていることがあれば、遠慮せず感謝の気持ちを伝える。
お互いが今の暮らしで十分だということを知っているため、
いつも「ありがとう」を自然に口にしている関係でした。
子ども達も、両親が助け合いながら暮らせているうちは
このまま多少の不便があり、心配ごとはあっても、環境を変えず、
ときどき顔を出して見守っているようでした。

耳の遠くなったおじいちゃんの代わりに、電話はおばあちゃんがでます。
子ども達からの電話の内容を伝え、おじいちゃんの言葉も子供たちに伝えていました。
食事は、お肉もお魚もしっかり食べていました。
おじいちゃんが作ったご飯を(おばあちゃんが台所に立てなくなったため)、
「おいしいか?」
「おいしいよ~」
とちゃんと言って食べるおばあちゃん。

近年の長寿研究では、今、幸せを感じている老人は、
幸せを感じていないと答えた人よりも、
長生きしていることが明らかになっているそうです。
夫婦でなくても、一人であってもそれは同じ。
見知らぬ人のために、動物や植物のために、この命を使う・・・
何かの誰かの役にたって生きることは、
それがそのまま生きる力となって、さらに幸せを感じる力になるかもしれませんね。

お年寄りが言うことって、どこか説得力があって、
それでいて、強引さがなくてやわらかく心へ響く感じがします。
若さゆえに、その教えが届かないとしても、
大丈夫、大丈夫。と言ってもらえるような寛大ささえあります。

この夫婦のようにはまだまだ到底及びませんが、
歳をとってからじゃなくとも、
今ある幸せを十分かみしめていくことはできるかなあ、と思いました。













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