朝の目覚め

カウンセリングを勉強しはじめて何年かたったある日、以前とまったく違う朝に気づきました。
それは、朝、目が覚めて、
「あ~良く寝たあ」と思わず声に出た自分です。

人からどう思われているのかだけが人生の大半を占めている、と言っても過言ではないほど不安の種はそこにありました。人と関わらない日はないので、不安がなくなるということも当然ない。

その不安感は起きているときだけにとどまらず、夢にも見ます。
そして一番怖いのが、朝です。
真っ黒な怪物(と当時私は呼んでいた)が目覚めとともに部屋中を覆い、私の頭や体に入り込んでくるような不快感。
なんとも言えない重苦しさと気持ちの悪さが、朝一番にやってくるのです。

あの黒い怪物がいつの間にか、いなくなって(感じなくなって)いました。
あれは何だったんだろうと思います。

今も人からどう思われているか気にしていないわけではなく、確かにあります。
でも、あっていいと思っている点が以前と大きく違います。
たぶんそのパターンは、安心してそこにいてくれているのかなあ、と思っています。

もうすっかり、恐怖の朝はなくなりました。
多少の疲れが残っての不快はあっても、
朝日に幸せを感じ、神々にお礼をいい、今日1日これを頑張るぞー、
と宣言をする。ありがたいことです。

明日もまた休みですので、「良く寝たあ~」ってなりそうです。