片付けられた!

掃除、洗濯、片付け、整理整頓が苦手です。

結婚する前はほぼ自覚がなかったのですが、夫から「下手くそだなー」と言われて、やっぱりそうなのか?と、苦手なのを認めました。

今の家に住んでから15年たちますが、はじめの頃に比べたら物がずいぶん増えてしまっています。
こんまりさんの本(「人生がときめく片づけの魔法」近藤麻理恵著)を読み、やっと先日、洋服を整理しました。シンプルライフにもあてはまりますしね。

こんまりさんのやり方をマネてみると、直感でときめくかどうか、残したいと心から思っているかどうかで選択するのは、本当の「私」を使う訓練になると思いました。
頭ではなく胸のあたりにいる「私」が決める。

6畳の部屋に小高い洋服の山ができました。
たたんであるものもぜ~んぶ一旦山に預けます。家中の服という服を全て出し切ったら、一つ一つ手に取り味わい、ときどき鏡の助けも借りながら(ときめいた次の瞬間、鏡の自分を見てときめきがまぼろしになる、ということもあったが)。

約3分の1近くになったお洋服たち。
やってみて分かったことは、さよならするものには「今まで本当にありがとう」を。
これからも着るものには「いつもありがとう。これからもよろしくね」と。
どちらも手に取った瞬間、感謝の気持ちでいっぱいになりました。この感覚はお互いに(服と私に)とても気持ちの良い関係をもたらすと思いました。

私は綿やリネンといった自然素材のものが好きなので、何年も着ているとヨレっとしてしまいます。いかに自分の快適な暮らしのために洋服たちはがんばってくれていたのか、また、すでに似合わなくなったことを、こちらが気づくまで辛抱強く待ってくれていたのか。
そう思うと、愛情というか、健気さすら感じました。

すっきり片付いたクローゼットは、見事に着たい服だけが残っています。
とても清々しい空気が通っている感じです。
この調子で少しずつでも家を片づけたいです。