愛と希望を運ぶ「私」
昨日は、こころのケア【はじめて講座】でした。
はじめて聞く話、はじめて会うカウンセラー、
はじめて自分のことを何もわかっていなかったかも・・・と感じる。
いろいろなはじめてを体験する機会として、
また、そこから心のからくりを知って、
自分を知ることに興味をもっていただけたらいいなあと思っています。
猛吹雪の中(私はすごい地吹雪に遭いました!)ご参加下さり、
本当にありがとうございました。
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インナーチャイルドという言葉。
ふいに出てくる子どもの頃の自分がいます。
小さい頃、とても寂しくて悲しくて、孤独でつらかった、傷ついた、怖かった、
そういう体験が誰にでもあると思います。
大人になってからもずーっとそのときのまま、
一人ぼっちでいる子どもが心の中に存在し、助けてくれるのを待っています。
その子どもに、今大人になった自分が駆けつけて何か話してあげたい・・・
そう思うけれど、その子はもしかしたら、口を閉ざし、耳を閉ざし、
大人になった私にも背を背けるかもしれません。
怖くてずーっと震えているかもしれません。
一人ぼっちで小さくうずくまって泣いている・・・
そんな思いをしてきた自分だからこそ、そうする子どもの気持ちがわかります。
小さい頃の昔の自分に、声をかけたり、そばに居てあげたり、
時には一緒に遊んであげるというのは、
たしかに現実にはできないことですが、意識はそこに向けることができます。
「怖かったよね、さみしかったよね。大丈夫だよ、ここにいるからね」
子どもは、とても弱い存在だけれど、
無邪気さ、素直さ、単純さ、明るさ、好奇心、ユーモア、
そして希望と共に前へ進もうとするエネルギーがあります。
もう十分そばに居てくれた、わかってくれた、遊んでくれたと感じると、
自分で立って歩こうとしていきます(結構あっさりと)。
そうなるまで、何度でも根気よく、
愛と希望をもった「私」が接してあげたい。
インナーチャイルドは小さな子どもとも限らず、
大人になってからの自分にもいえることです(もうチャイルドとは言えない年齢)。
そうやって、遥か昔に、
寂しがっている、つらくて孤独でずーっと下を向いている自分を感じたら、
すぐにそばに行って守ってあげたいと思います。
地吹雪の後の、静けさ |
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