傷ついたと思うとき

『傷つく』についての意味付け(中立ワーク)を考えてみます。

マイナスの意味付けとしては・・・
ダメージを受ける、不利になる、弱くなる、立ち直れない、動けなくなる、
耐えられないこと、苦しいこと、かわいそうなこと、人間不信になる、
相手を恨む、元気がなくなる、トラウマ、自分でそう思いこむ、ネガティブ思考に走る、保身に走る。

プラスの意味付けとしては・・・
相手の気持ちを理解する、優しくなれる、落ち着いて行動する、立ち止まれる、
人が見える、成長する、回復する力がつく、思慮深くなる、言葉を大事にする、
自分の弱さに気づく、自分の守りたいものが見つかる、パターンが見つかる。

そして、本来は中立としてそこにあるのは、
ただ一つの体験です。
いいも悪いも意味もなく、傷ついたと思った体験があるだけ。

見えない心の中の傷はやはり見えませんし、あるかないかもわかりません。
『傷・つ・い・た』と自分が思う、決める。
そう判定をくだして自分がその状態を作っているような感じがあります。

たしかに、グサッときたことがあって、ドキッとして、
緊張が全身を走り、心臓がバクバクし、
もうだめだ、自分には耐えられない、傷ついたあ~
とそこで自分は、「はい、傷ついた人間です」と自分に判を押す。
他の誰でもなく自分自身がそう決定し宣言しているようにも見えます。

傷ついたと思うと、なぜかそれを口にしたくなることがあります。
口に出して自分の正しさを主張し、傷つけた相手を責めたいのかもしれません。
自分が責められたと思っているけれど、
そう言ったり思ったりすることで実は相手を攻撃しているのでしょうね(反撃です!)。

また、誰かに聞かれたら、そう答えることによって自分を守りたいというのもあるかもしれません。
自分は悪くない、傷つけた相手が悪い。
悪くないどころか正しかったし偉かった。
そう表明して周囲からもかばってもらい、守ってもらいたいから傷ついたと言うのかな。

傷ついたと思った時、
何を自分は守りたいんだ?と聞いてみよう。



トロイカのピロシキ









コメント