平気なふりをしてはいけない

とても具合が悪いときでも無理をして働き、
無理をして人と付き合い、無理をしてそこに行く。
どうしてそこまで?と悲しいとか可哀そうとかいうより腹が立ちました。
返ってきた答えに、またわたしのパターンはざわざわ・・・。
「だって、できない人だと思われたくないから」

もう何十年とそうやってきたので、
そうでなければ他人から認められない、
というものが信念としてあるようでした。
自分もかつてそういうパターンがあったし、
そうしなければ生きていけない、生きている価値がないとすら思っていましたから、
すごくよくわかる。
でも、もう少し掘り下げていくと、自分はその人の何にざわざわしたのか?
パターンにスイッチが入った瞬間はどこか(どの瞬間で感情が動いたか)?

かつての自分を見るような人が目の前に現れたとき、
パターンが一気に騒いだ。
それは、無理をしていること自体にではなく、
平気なふりをし続けているその方の表情を見たときに、感情が動いたんだと思いました。
つまり、自分もそんな表情をして、大変そうに見えないように神経をめぐらし、
本当は深呼吸もできないほどに苦しいのに、
全然平気にやっていますよという仮面をかぶり、演じていたからです。
そのときのつらかった感情、自分を責める自分がまだそこにいたんだと思いました。

かつての自分。
と過去形にしてしまっていましたが、
できない人だと思われたくないために平気なふりをして、
一生懸命頑張っているパターンは今も生きているんだなと思いました。
そしてそのパターンが、平気なふりなんかするんじゃないと正論で言ってくる。

気がつくと、
自分はその人を前にして(鏡にして)パターンだらけでした。


















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