大人の対応

ちょっと気まずいなあと思った相手へ、
まさかの、またお願いごとをしに行かなければならない、ということがありました。
わたしは過去に仕事でその方へ、
自分たちも悪いところがあったかもしれないが、
そちらも悪いところがあった、
という感じのことを言ってしまったことがありました(パターンで言った)。
もうこことは関係が持てないだろうなあとその時思い、
その通り、それっきりになっていたので、気が重かった・・・。

覚悟を決めて電話をし、会うことにはなったものの、
もしこの話がうまくいかなかったとしても、それは仕方がない。
何だか断られるためにわざわざ出向くようなものだと思ったとき、
ああ、そうか、
そのためにわたしは行けばいいのかもしれない。
そしてあらためてあの時のことを謝ろう、そのために自分は行こうと思いました。

結論から言うと、
お願いしたいことは受け入れてもらうことになり、
長年のわだかまりは溶けたのです(相手は、わだかまりではなかったかもしれないが)。
緊張しながらも、いろんな話をさせてもらい、たくさん提案もしてもらえました。

「大人の対応」ってこういうことなのかなと思った。
こんな風に過去は過去と、横において話を聞き、
今に目を向け耳を傾け、いいと思ったことをただやる、そういう人もいるんだ。
とても単純な話で、裏も表もない。
山あり谷ありのでこぼこ人生をきっと歩いてきたであろう人だからこそ、
このスマートな対応ができるのかもしれないなと感じました。

自分が逆の立場だったら、
突然の再会に、過去に抱いた感情を少しも態度に出すことなく話を聞き、
そしてまた手を取り合おうと思えるだろうか・・・。
きっとパターンは少なからず騒ぐのだと思う。
もしかしたら、またパターンで話してしまうかもしれないし。

自分って、本当に本当にまだまだだ。
だからパターンのケアが大事なんだと思う出来事でした。













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