いつでもひたれる

山から帰ってきて里(街)に戻ると、日に日に色づく木々に目がとまります。
あの壮大な山並みの景色をまた見たいなあと思っても、なかなか簡単には行けませんが、
いつもの歩きなれた見慣れた景色にある小さな紅葉を見て、時間差を楽しんでいます。

一度覚えた気持ちのよい感覚は、いつでも思い出すことができるし、
そこに居るような気分になり、
そのときのほっとするような気持ち、うわ~きれいだなあっていう感動も一緒に今にあります。
そして、その気持ちのよい感覚を持てた時間、
その時間を持てたのは、自分がまずは健康な身体であったからだし、
家族も健康でいてくれたのでその場所へ行けたということで、
いろんな人の協力があって自分はあの景色を見に行けたんだなあって思いました。

楽しいことは一瞬で終わる・・・というのは、思い込みだったかもしれない。
そのときの気持ちを充分に体中にしみこませ、味わい、本当に心地良いと思ったら、
結構それは持続可能なものなのかもしれないです。
その感覚はいつでも思い出せるし、
いつでもひたれるし、場所や状況を問わず感じることはできるのだと思いました。

旅行から帰ってきてからの現実とのギャップというものも、
確かに機械的に習慣的に何かをすることが次々とあることもあるのですが、
どんな自分の状態でそれをやるかは選択の余地があります。

今日は朝から雨ですが、
雨に濡れた山もしっとりしていいだろうなあと思いながら目覚めました。






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