通じ合い

 昨夜は、迎え盆でしたので仏壇の前で手を合わせながら、しばし日頃の感謝の気持ちをご先祖様に伝えていました。すると向こうから、温かな気持ちうれしい気持ちが伝わってくるようでした。何だか通じあっているような感じがする・・・。普段とは違う特別な日だと自分が思うからなのかもしれませんが、思いを伝えるというのは見えない相手であっても、いいものだなあと思います。

今朝のTVで流れていた歌♪ご先祖様がいるからぼくがいて、ぼくが子どもを持ったら今度はいつか自分がご先祖様になるんだ♪・・・というような歌詞。会ったことのない先祖の方が多いけれど、いつかはその方々と一緒の側になる自分。そうなったときに、子孫にはとにかく元気で楽しんで生きてほしい、何でも思いきり挑戦してほしい、と自分があっちの世界に行ったら願うだろうなと思います。だから、お願いごとをするとそれが叶えるにふさわしいものであれば、叶えてくれるというのは、そういう気持ちでいつも見守ってくれているからなのでしょうね。


小さい頃、母の実家に行ったときに、仏壇の前でおじいさんがろうそくにマッチで火をつけ、鐘を豪快に鳴らし手を合わせている姿が子どもの頃とても好きでした。次は自分の番だと、ろうそくからお線香に火をつけ、倒れないように灰に立てるのも好きでした。マッチを擦った時の火薬のにおいと、お線香の香り、どっちもいい。

自分もおじいさんの真似をして座布団に座り、手を合わせると、「よく来たなあ。大っきくなったなあ」と、さも先祖が言っているかのようにおじいさんが言います(代弁している感じで)。ご先祖様とは日頃から親しくしていて、あの世の世界も知っているかのようで何かすごいなあと思ったものです。

そのおじいさんも、今はご先祖様になっていつもわたしたちを見守ってくれています。






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