読書から

好きな本を持ち寄ってその本の感想を自由に話す、という会がありました。
私は、【禅マインド ビギナーズ・マインド 鈴木俊隆著 松本太郎訳 サンガ新書】という本を持参。

参加者は年上の方が多かったということもあって、皆さん、禅のこと、鈴木俊隆さんのことなど、知っている方が多かったです。

聞くだけの参加もOKだというので参加したのですが、結局は感想を聞かれ・・・
1度しか読んでいない本について、さも知ってます風に話している自分。

ーーー禅は、なにか興奮するようなことではありません。多くの人が好奇心から禅を始めますが、それでは自分自身を忙しくしてしまいます。(中略)夢中にならない、という私たちの修行は、非常に否定的に見えるかもしれません。しかし、そうではありません。実際は、これがもっとも早い道なのです。なぜならば、平静で、日常的な心で修行していれば、毎日の生活自身が悟りそのものだからです。(本文より)ーーー


この、夢中にならない、という部分。

好奇心で始めてはならず、夢中で取り組むことも違うのか・・・
そればかりになってはいけないということなのか。
楽しむものではない、忙しくなってはならない、もっと期待のない感じ?
それとも、禅への動機をちゃんと見なさい、ということでしょうか。

この本は、文章が翻訳されている分、少しわかりずらく、もうちょっと説明があったらなあ、という分かりかけそうな感じのところで終わっている部分もあります(十分な説明だと思う方もいると思いますが)。


皆さんの
感想は、想像以上におもしろかったです。

本そのものの内容よりもその方の話し方、声、表情、人生観が垣間見える話の捉え方など、その方の個性がわーっと伝わってきました。
本の話をしているはずなのに、自分という人間がこんなにくっきり表れるんですね。

―――意図的な、かっこうのいいやり方で、自分を適応させるのではなく、自分をありのままに自由に表現することは、あなた自身を、そして他の人々を幸福にするうえで最も大事なことです。(本文より)―――


うーん、そのとおり

先輩方のありのままの表現で、その後自由な発言が飛び交う贅沢な時間となりました。

最近、時間があいた時にはスマホより、読書していることが増えて楽しいです。

しかし、私の読書の仕方って薄かったなあと気づき、もう一度先入観を捨ててゆっくり読み進めてみようと思います。







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