自分を救う

今年ももうひと月が過ぎました。
荒波にもまれながらものすごい勢いで、
変化することから避けられないところに突入している感じがあります。
本当に龍神が空を飛び交っていてもおかしくないくらい、
あちらこちらでいろいろなことが起こっています。

能登地震からもひと月が経ちました。
昨日まで普通にそこにあった日常、家族、友人たち。
そんなあたり前はまぼろし。
すべてがもう、明日には消えてなくなってしまうこともあるのだと知った。
無情でもあり、そのあたり前の日々に感謝をしたひと月だったと思います。

人を支えることができるのは人です。
でも、人を救うということは、人ではなく神の領域のようです。
救いたくても救えない。
それどころか、救ってはいけないものなのだと、
遥か昔に仏陀がそう教えを説いていました。

救ってはいけない・・・というのは、
今の私には理解が追いつかないのですが、
自分の人生は自分にしか生きられないということだと捉えています。

だから仏陀がしたことは、人々を救うためにしたのではなく、
自分で自分を救う、その方法だけを人々に説いていった。

そんな話を知った後に、
自分の心の中にあるパターンのことを思いました。
心のからくり(仕組み)を深く知っていくことは、
自分という人間がどんな人間であるかを知るということ。
どんな人間か・・・それはどんな闇を持っているのかということにもなります。
自分にしかわからない(いえ、自分でもわかっていない)、
深いその闇をこの学びで救っていけるのではないだろうか・・・と思いました。

そこにはさわやかな風が吹き、温かなまぶしい光がたくさん差しこみ、
真っ暗な道をやさしく照らしてくれます。
これが自分が歩く道だとわかり、
本当の「私」で生きられるようになっていくのだと思います。

自分で自分を救うことができれば、
そこからすべてが始まりすべてにつながっていく。
だから、自分を、「私」を、今日も磨いていこう。



岩手山にだけ雪






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