沖縄の香り

去年、沖縄に行ったときに買ってきた月桃の香りがする石鹸。
わたしにとって、月桃の香りが沖縄の香りとなっていて、南国っぽくてとても好きです。
そのお気に入りの石鹸もとうとう使い切ってしまい、
今はエッセンシャルオイルを購入し、楽しんでいます。

その香りを嗅ぎながら、
那覇の小禄南公民館でのセミナーを思いました。
コンクリートの打ちっぱなしの建物がすごく味がある公民館。
開けっ放しの窓から気持ちいい風が入ってきて、
建物の中であって中じゃないような解放感が本当に素敵なところ(沖縄の方たちの心も解放感いっぱい)。
今日も盛岡、キンキンに冷えた肌に突き刺さるような寒さで、
県南では雪が50cmも降っていますし、
こういう冬こそ沖縄、また行ってみたいです。

その沖縄セミナーでのノートをぱらぱらめくると、
『打たれ強くなる』という文字が目に飛び込んできました。
そうそう、確か、打たれ強くというのは打たれて我慢し続けていくこととは違うのだ、
ということを先生から教えられました。
どう強くなっていくか、何を持って強さとするのか、
それは相手を理解することへ自分が向き合う力だと、今一度考えました。
なぜ相手がそう言ってきたのか、
なぜ自分にそうしてきたのか、
何度も何度も、相手が投げかけてきたときに、
跳ね返すように受け止めるのではないし、
我慢して受け止めるということでもないと、確か言われたような気がします(キャッチボールをイメージして)。

相手が持つ、孤独や寂しさや不安感、または苛立ちや悲しさなど、
そういう感情を持った相手の内側にあるものをそのまんま理解してみたい、とやってみる。
もしかしたら、言葉とは真逆な気持ちかもしれないし、
言葉にならないもの、表現できないもの、自分でもわかっていないものを投げかけたのかもしれない。
そういうものに自分はやわらかく、すーっと偏見なく素直に受け止められる力をつけていきたい。
それが、打たれ強くなっていく・・・ということ。
そんな力をわたしもつけていきたいと、思ったことを思い出しました。

受け取る相手として自分がふさわしいかどうか、というのもありますが、
自分が(本当の「私」が)そうしたいのかどうか、というところだと思います。

今年もあと一週間ほど仕事をしたらお休みに入りますので、
この月桃の香りに癒されながらも、
残りの時間を打たれ強く、ふわっとまっさらな気持ちで向き合えるよう、やっていきたいです。












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