自分にだけわかる面白さ

今日のお昼はカフェでご飯を食べました。
気温20℃、雨が降ったりやんだり。
カウンター席に座ったのですが、エアコンがきいている感じで肌寒く、
ご飯を食べ始めたら暖かくなるかなあ、早くご飯来ないかなあと、ちょっとそわそわした感じで待っていました。

そのうち、本格的に冷たい風を感じるようになったのですが、店内はとても混んでいて、
わたし一人のためにエアコンの温度を上げてもらうのには、ちょっとなあ・・・
もう少し我慢してみようと思いました。

そうしているうちに、ランチのスープが運ばれてきて・・・
お~きたきた、と思ったら、なんと、
きんきんに冷えた冷製スープ(季節的にありだけど)。
これはやばい、もっと寒くなってしまう。
あたりをキョロキョロしながら、他に寒がっている人はいないのか探しましたが、
自分のところだけ冷風が直撃している感じ。

そのとき、カウンターの少し離れたところにある小型扇風機に目がとまりました。
冷たい風って、あれだったのか。
羽根は動いていないように見えたのですが、もしかしたら今流行りの、動いているのか何なのかよくわからないタイプの扇風機かもしれない。
店員さんやマスターが見ていないと確認して、その扇風機を自分とは逆の方を向くようにさりげなく(いや、堂々と)動かしました。
でも・・・近くで見たら正真正銘の普通の扇風機でした。
風の出ていない扇風機の向きを変えながら、「これは犯人じゃないな・・・(なぜか犯人捜しになっている)」

がっかりして席に戻ったその時、
なんと、わたしの席の後ろの外へ出るドアがめいっぱい開いていたのです。
冷たい風はエアコンではなく、外の風だった・・・
はあ~そういうことね。
ここまで寒さの出どころに気がつかないって、どういうことなんでしょう。

やっと原因がわかったので、ドアを閉めてもらおうって思ったのもつかの間、
もしかして3密対策のために換気をしているってこと?
だったら、ドアを閉めてください(換気しないでください)と言っていいものかどうか・・・
どうしようどうしようと再び考える。
結局、言うだけ言って、換気しなければいけないので~とか何とか言われたら、もうこれは我慢しようと思いました。

「すみませ~ん、ドアって閉めてもいいんですか?」
マスターは「あ、寒かった?今、閉めるね」
たった、それだけで、わたしの我慢くらべは幕を閉じました。
その後、寒さを気にすることもなく、美味しいランチをいただき、
温かなコーヒーも飲んでほっと一息つくことができました。

本当に自分ってまぬけだなあと思う。
なぜかこういう勘違いと言ったらいいのか、目が節穴というか、気づかない、ということがよくある。
動いていない扇風機を勝手に動かしたところを見られていたら、どう弁明するつもりだったのか。
でも、こんなバカみたいなところも、自分にしかわからない面白さで、
後からじわじわ可笑しくて、なんかいいって思ってしまいます。















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