何度も注意をする

いつも同じことで注意されている人がいた時に、
何でこの人、直そうとしないんだろう、直す気がないのかな、それとも直せないのかな~と思うことがあります。
毎回懲りずに同じことで注意をされるって、
注意されている人がダメな人のように見えます。

では、注意をうながす側は、
果たして、本気で相手のためになると思っている、相手のためだけに、親身になってくれている人なのでしょうか。

そもそも、なぜ注意をし続けるのか?
だって、人に迷惑がかかっているんだから、それが常識なんだから、困るのは結局本人なんだから・・・と最もらしい理由は並びます。

でも、本当は、
●自分の思い通りの相手になってほしい
このパターンで言っている場合が往々にしてあると思います。
注意をしても一向に直らない、直そうとしないその相手を見て、
注意をしている自分がないがしろにされたんだと、パターンが猛烈に怒っているのです。
これは、ちょっと考えると、かなり気持ちの悪いもの。

「どうして、わたしの言う通りにしてくれないの」
「思い通りになってくれないと、こっちが耐えられないよ」
「わたしはあなたの上なんだから、従うべき」

あなたのために注意をしているのではなく、自分の満足のために注意をしている。
決して、相手のことなんて思っていないわけですから、これでは相手も変わるわけがない(変わったとしても形だけ)。

このように、
自分の思い通りの相手になってほしいから、何度でも注意をする、ということはよくあります。
親子関係でも、教師と生徒でも、夫婦でも、職場でも。
自分がいい気持ちでいたいので、パターンは変わるべきなのはいつも相手だと信じている。

誰かに注意を促すとき、しかも二度三度と続くとき、
動機は何?
なぜその人にそれほどまでに変わってほしいの?
と自分を疑って、問いただしてみようと思いました。









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