たくましいミニトマト

ジャングルと化した庭。
その中にうもれている野菜たちを見るたびに、
野菜ってたくましいなあ
雑草の勢いってすごいなあって感心する。
我が家の野菜って、何を植えているかがわかるのは、最初の1か月くらいでしょうか。
あとは、雑草の勢いにのまれて、実が成るまでは存在感が薄れていきます・・・。

『わら一本の革命』福岡正信著の自然農法の本を、20代の頃に読んで、
当時、何もしないということがとても衝撃的だったのを覚えています。
人間が大自然に対してあれこれ手を加えるほどに、本来の姿からかけ離れ、生態系を崩し不自然なものへなっていく・・・
よく育つには環境を作ってあげることが大事だと思っていたけれど、
いかに不自然なことをしないか、自然の摂理に逆らわないかという視点が、
そのときの自分の身体(病気)に対する考え方に、一石を投じてもらったように思います。
耕さない、肥料を与えない、除草しない、引き算の農法(しかし、怠けて何も手をかけないということではない)。
福岡さんの真似をして、今、庭がジャングルになっているわけではないですが、
毎年、このほとんど手をかけずに育つトマトは、思いのほか甘くておいしいのが不思議です。

野菜や植物と同じで、人もいかに不自然なこと(無理があること)をしないか、なのでしょうね。
自然な状態というのは、本当の「私」のままに、どんなパターンもあっていいというのが自然なこと。
そこを否定したり、無視をしたり、排除しようとすることには人として、とても無理があるのだと思う。

明日からまた一週間が始まります。
お弁当の色どりとお口直しにかかせない、みずみずしいミニトマトを毎日手軽に収穫できることがうれしい。
雨がやんだら、伸びすぎた茎を切って、少し風通しよくしてあげよう。








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