自分の言うことを聞くべき

相手にこんな反応をしてほしい、という期待は、自分のパターン。
本当の「私」は、相手の言動を期待したり、制限したり、勝手に押し付けたりしないからです。
ですが、自分の反応を見るまではそこに気がつかない(そういうパターンがあると思っていない)ということがあります。

自分が言ったことに対してほとんどの人が、「はい、わかりました」という反応をしていたのに、
はじめて「え、何ですかそれ」と言い返されてしまったとき、胸がざわっとした。
その後、他の人にも同じような反応をされ、ざわざわが確信となった。
●自分の言うことを聞くべき
というパターンがあったんだ・・・と気づきます。

でも、パターンをパターンで捉えてしまうということをやっていました。
相手の反応が自分が思った通りではなかったからといって、
言うことを聞かせようだなんて・・・自分は何様だ?なんて強引で傲慢なんだ、とすごく情けない気持ちになり、
次に、強引な自分は良くない、傲慢なところを直さなきゃと、このパターンを否定する。
頭では、そういう考えを持つのは良くないと思っているから、
また頭でここを変えればいいと思い、頭だけで行動を変えていくことを瞬時にしているのです。

これは、心の中はあっさりと改心したかのように見えますが、
思考だけで心を変えようとしているので、さらに心は複雑に・・・
頭で考えたあるべき姿に行動を変えること(その場の対処)がわるいことではないですが、
はじめに感じた(相手が自分の思った通りの反応をしなかったときの)、
腹立たしさ、イライラ感、怒り、悔しさといった感情を無視したのと同じ。
パターンは気がついてもらうまで何度でも顔を出す性質ですので、
ようやく思考で片づけようとし続けていた自分に気がつきました。

パターンは、自分の言うことを聞いてくれないというがとてもいやだった。
自分をバカにするなーって思ったし、
恥をかかせないでよーって思ったし、
自分の言うことは聞いたほうがいいに決まっているでしょうって思っていました。

このパターンが顔を出したときに同時に感じた嫌悪感(情けないと感じたこと)についても、
パターンにしてみれば、全然寄り添ってもらってなーい、ということ。
だから「あなたを独りぼっちにさせてしまってごめんなさい」と、
パターンにすごくすごく謝りました。

自分が抱いた感情に対して、否定的になるというのは、
パターンにとってはとても寂しいことだと思う。
わかってほしいのに、受け止めてほしいのに、そのままで大丈夫だと言ってほしいのに、
それじゃあダメなんだよ、困るのよあなた~と言われるのですから。
自分(パターン)にちゃんと謝ること、理解していなかったことをしっかり認めて「ごめんなさい」と声に出していうのはとても大事ですね。

自分にできていないことは、他人にはもっとできていないかもしれない。
ちゃんと謝るということを語りかけで、もっと丁寧にパターンに届くようにやっていこうと思います。








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