どんな資質を使うか

資質とは、生まれながらに持っている力、性質、才能です。
おぎゃーと生まれたときから全ての人に与えられているもので、神と同じものであると言われています。
ただ、その人の個性というものがあるので、あまり使っていないもの、忘れ去られているものなど偏りがあるようです。

優しさ、明るさ、明晰さ、勇気、決断力、判断力、意思力、意志力、美しさ、健康、想像力、創造、尊重、信頼、真摯、誠実さ、豊かさ、ユーモア、落ち着き、柔軟性、客観性、行動力、たくましさ、母性、包容力、表現力・・・まだまだたくさんあります。
その人らしさ、に表れているものでもある。

普段どの資質を使っているのか、自分でその都度選んでいるという自覚はありませんが、
どうして自分だけそんな捉え方になったのか、またどうして、そんな行動をいつも自分は取ってしまうのか、
あとから考えると、自分の中でよく使われている資質があるのかもしれない、と思うことがあります。
これから少しずつの練習になりますが、
本当の「私」がどんな資質を使っていけば白パターンとしての行動がしやすくなるのか、
意識的に選んでみてもいいのかなと思いました。

最近の自分を見ていて思い浮かんだものは、
「信頼」という資質。

相手を信頼して話してみよう、信頼して関わっていこう、
信頼される行動を取っていこう、自分を信頼してやってみよう。
人に対して、また自分に対して、信じて頼ってみる、行動してみるということが自分はまだまだ足りていない。
この資質がもっといろんな場面で使われていくと、
相手も自分も、丁寧に、大事にしていけるような気がしました。

たた単に、人間関係をそつなく築くということとは違って、
信じるということがベースにあると、何より自分の問題としてすべてを客観的に受け止められるような感じがあります。
自分を信頼していれば、ちょっと難しいなと思うことにも今の自分のまま挑戦してみたいと思えるし、
結果うまくいかなかったとしても、誰かのせいにはしないと思う。
着地点は、自分側であるとはっきりしたものがあり、自分の考えと経験を次に生かしていけると思うのです。
そして『信頼』から生まれた結果であれば、とても腑に落ちるというか、やわらかで落ち着いた気持ちがします。

物事がうまく進まないとき、落ち込むようなことがあったとき、体調がわるいときも、
その期間をゆっくり自分と向き合いながら待ってあげられるのは、自分への『信頼』があるから。
次はきっとうまくいく、だんだんうまくいく、いつかはうまくいくかもしれない・・・
そしてうまくいかなくても大丈夫、というように、
『信頼』から寛容さ、柔軟さ、想像力、包容力、勇気、明るさ・・・といったまた違う資質へと広がっていくかもしれません。
それは、移ろいやすい人生にほんろうされずに、どんな人生も楽しめるように、
自分自身(本当の「私」)が育っていくことでもある。

心のケアがワンパターン?になったとき(例えば、同じ白パターンしか浮かばないとか)、
ここで使われている、自分の力は、才能は、性質は何だろうと考えてみる。
きっと、使いやすいものはより多く使うことになるため、大きく育ち、
これまでさけてきたり、自分にはないと思っていたり、使い方がよくわからないなあ~と感じたものは、
せっかくの自分の持ち物であるにも関わらず、存在が薄くなってしまっているかも・・・。
これから少しずつ、新しい資質も意識して使ってみたいと思います。













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