ガツンと言わない理由

昨日は自分に向けられた言葉について、意識して一日を過ごしてみました。
その中で、気になるもの・・・ありました。

一つは、相談というかお願いされたというか、頼まれごとです。
その人が困っていることに対して、何とかその困らせてくる相手に注意、改善するように私から言ってほしいという話。
自分も、同様のことを日々感じてはいたので、その人の言いたいこともよく分かります(その人は、若干腹を立てていた)。
たぶんその場ですぐ相手に注意したら、感情的になって怒ってしまうと思い、自分が言うより私に言ってもらった方がいいと判断したんだと思いました。

そのやりとりを聞いていた周囲の人たちも、
「そうそう、わかるわかる」「もうここらで、ガツンと言った方がいいよ」
と共感し合い、ますます私に責任がかかってくるような雰囲気になってしまいました。
あー、ガツンとね・・・言えるかな、私。

確かに、注意するって苦手だ。
相手から良く思われたいというのがあるからだと思うし、そもそもいずれ困るのは本人だ、くらいに思っていてほっときたい、というのもある。
でも、みんなが注意したり、改善策を考えたりしているときに自分はどうだったのだろうと考えると、どこか他人事だった。
自分のやり方で接していくから、とここで、●自分の方が正しい、のパターンがあるなと思いました。

結局今回は、純粋にその人に注意すべき点(改善できたらその人にとって良いと思える点)を伝えることに徹してみました。
そのときの様子(結果)を報告をすると、私がどういうふうに注意したかという内容よりも、
どうしてその人がそうなっているのかということを、私から聞きたかったんだと思いました。
私に言ってもらって、はい終わりではなく、私の考えを知りたかったのだ。

この出来事で、もしかしたら自分はこれまで、自分の考えとか、どうしてそういう行動をとったのかとか、あまり話さずきていたのかもしれないと感じました。
言わなければわからないことですから、
そういう話を周囲にしてこなかったために、今日のようなお願いをされたのだと・・・

●自分の方が正しい、があると、
そっちのやり方は良くないよと思っている、上から目線ですよね。
自分のやり方の方が正しいと思っているわけですから、相手には言ってもわからないことだという考えで、成立していた。
それが、自分の考えていることを言う必要がない、につながっていたのだと思いました。

ちょっとショッキングな出来事でしたが、もう一度、事実を受け入れ、自分の持つパターンへ語りかけていきたいです。


















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