ちょっと時間をおく、離れる
悩んでいることがあるとき、 何を悩み、恐れているのか、自分に向き合うことは根本的なところで大事なことですが、 そこからしばし離れてみる、ということもちょっといいです。 完全にそちらへ頭が働かないようなことをしてみると、再度思い出したときに、前とは少しだけ違う感覚・感情を持った自分がいることがあります。 わたしの場合は、特別なことではないのですが、 ひとりで喫茶店に行ったり、ヨガしたり、本を読んだり、料理を作ったり、片付けしたり、などなど。 仕事での悩みのときは、それとは関わりのない方の仕事をやるというのもあります。 対象が人の存在そのものであれば、 物理的に距離をおく、そばに行かない、言葉をかわさないということもできます。 そうしているうちに、前と少しだけ変わることは、深刻さが感じられなくなっているということ。 あれだけ、自分の体全体にかけめぐっていたものが(これはパターンにのみこまれている、ということだが)、 全部がそれじゃないという感覚というか、少なくとも頭に酸素がまわっているような、 深呼吸がしっかりできるような感じになります。 一気にどうにかしようと、早く楽になりたいと思ってしまいがちなのですが、 ときどき、このちょっと時間をおく、離れる、ということが、自分に向き合う準備を整えてくれる手助けになってくれています。