強みと弱みについて

強みを生かす、という考え方があります。
自分がどんなことに興味を持ち、
それを探求しようとする力を持っているのかを知り、
より自分が幸せになるために、
また、自分の成長へとつなげていくために強みに目を向けていこうとする哲学です。

強みを生かしていく人生って、とても華があり、力強く希望が見えます。
それをしたら自分に自信がついてくるのだと思うし、
元々備わっている力でもあるので、生かしやすいという利点があって、
得意とする資質だからこそ気持ちも前向きになります。

でもその一方で、
強みを生かしながらも、苦手なことにも向き合えていけたらいいなとか、
もっと違う考え方捉え方ができたら、どんなに楽に生きられるだろうか・・・
と思い悩む人も多いと思うんです。

『強み(得意なこと)』と『弱み(苦手なこと)』
実はどちらも、自分の心の中のパターン。
私はそこを知ることがとても大事なことだと感じます。

強みと感じるものと弱みだと思うものは、なぜそう思うのか?
何かしらの経験やこれまでの環境が、そう自分を判断させていて、
特に、弱みだと思っている部分は、実際の得手不得手もありますが、
心理的に自分がこれまで思いこませてきたものがあるからなんです。

強みを生かすということについては、人は前向きで積極的です。
自分もこの話をすると、相手の方の表情が明るくなり、
何かすっきりしたような晴々とした感じを受けるので、こちらとしてもそういう話は楽なのです。
元々得意なことについて深めていくわけですから、そこには重たい空気はないし、いい気分になりますよね。

でも、それとは逆に、
弱みの話って少し暗くて真剣な感じがあります。
だから、強みの話は好きだけど弱みの話ってあまり深めていきたがらない方が多い(←自分はそうだった)。
でも、この、目を向けにくい部分、あまり見たくない部分、気持ちがなえてくる部分が本当はとても大事な部分なんじゃないかって思う。
一番救っていきたい部分は、弱みを感じている自分(パターン)そのもの。
輝かしい強みの奥の奥に、いつも弱みはしまわれたままなのだ。

今はいろいろな心理テストのようなもので、
自分はこんな人間なんだと外から知る情報にあふれています。
そしてそこへの向き合い方や解決方法も、
思考的なものが多いため、すぐに同じところに戻りやすいのではないでしょうか?

そこを、思考ではなく一時的な対処方法ではなくやっていくのが、
自分のカウンセリングでの役目だと感じます(←お~、言いました)。
だから私も、いつもそこと向き合いながら日々を過ごしています!

弱みに向き合うことに慣れていくと、
自然に自分の強みは生かされていくので、安心して怖がらずにどんどん自分の弱み(だと思っていること)に触れていって大丈夫。

自分で自分を救いにいこう!!


もうこんなに緑が!






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