ゆっくり息をする

呼吸を整えると、自律神経が整い心が落ち着いてくると言われています。
呼吸法というと少し構えてしまうかもしれませんが、
できるだけゆっくりと息を吐き、
吐ききったら思い切り息を吸い(ちょっと止めて)、
そしてまたゆっくり吐ききる。
息の仕方一つでいろいろなことが感じられます。

心がある場所、横隔膜を広げ動かす。
いわゆる腹式呼吸とは違うやり方ですが、
「私」を膨らませたり縮まらせたりというイメージでやってみると、
自分の体の中に確かに息づいているものを感じます。

私は普段から何もしていなくても小動物のように脈が早いので、
この息の仕方を教わったとき、人一倍効果を実感しました。
こんなに深く呼吸ができるということが、まずすごいと思ったし、
ゆっくり息をするというのは、
自分の中に静けさが生まれ、気持ちがとても安定してくるのです。

また、少しオーバーな表現かもしれませんが、
自分がこの肉体を持って生まれてきたことに、なんだか感動してしまいます。
息をするだけなのに・・・
意識がそこに向かい、自分のすべてが集まっていく。
たったこれだけのことをするのに、
ものすごい集中力が発揮されていると思いました。

ほんの1~2分でも瞑想のような状態が作られ、
細胞一つ一つがぷちぷちと目覚めるような感じがあります。

そして、体への実感だけでなく(ここからが本題)、
今自分に起きていること、そのままの現実が見えてくるような気がして・・・
この肉体と感情と思考とそして行動していく自分が創りあげた現実、といったらいいでしょうか。
今、何が起きているのかがよく見えてくる感じがします。

その自分が創りあげた現実に向かっていくということは、
自分の責任でもあるように感じました。
肉体への責任、感情や思考への責任、行動への責任。

息をするというところから、現実が見え、
自分に向かうところにまで発展するとは思ってもみませんでしたが(自分がそうしているのだが)、
体だけ、心だけ、というものはなく、
なんだか全部が全部つながっているんだなあと思います。


快晴の岩手山







1月とは思えない景色








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