一緒に食べる

今日は友人と外食を楽しみました。
お腹の調子もすっかりよくなってきたので、ずーっと我慢していた焼肉を食べに行きました。
食事中の話題はというと、
お正月に起きた珍事件とか、いまだ理解のできない家の正月儀式とか、
絶対に食べないと気がすまない正月料理とか、
正月にまつわる話だけでもう笑ってしまいました。

コロナ禍で外食を控えている方もいると思いますが、
やはり、誰かと一緒においしいものを食べるという時間はいいものだなあと思いました。
食べる、という本能に基づいた行為をしているわけですから、
話す内容も理性がどこかへいってしまうのか、
話したいから話しまーす、という感じで軽い(ちゃんと聞いてほしい話は、食事無しがいいけど)。
食べているものが美味しいと、また表情もほぐれて、嬉しさもあふれて、
自然とそのほぐれた表情と嬉しい気持ちに合うような話題が頭に浮かんでくるような気がしました。

食卓を囲む。
同じテーブルで誰かと、みんなと、ご飯を食べるって、
生きていく上で絶対に必要なことではないにしろ、
心をほぐすような懐かしむようなとても温かな体験の一つだと思います。
ご飯を一緒に食べるだけでいろいろなことが見えてきたりもします。
相手のことが少しわかる、というのもご飯を食べるからこそ、という感じがします。

寂しそうにしている時、悲しそうにしている時、怒っている時、がっかりしている時、
そんな人を見かけると、何か食べもの(お菓子とか飴とか)をあげたくなってしまうのは、
食べると元気が出たり、ほっとしたりするということを、人は皆知っているのでそうするのだと思います。
まず食べてから聞こうとか、
まず水を飲んでから話そうとか、
口にしたものが気分を切り替え、気持ちを落ち着かせることはありますよね。
それくらい、食べることと感情とのつながりは深いものがあるのだと思います。

美味しいものが食べられる。
食べて一緒に幸せも味わう。
その幸せな時間を共に過ごす。
共に過ごせる中で、話したいこと聞きたいことは何?
これからもっともっと、誰かと一緒に食べる時間というものが、
とても貴重で大事にしたくなってくるのかもしれません。















 

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