50代って甘くない

若い時って、
分からないことがあっても、「まだ若いからね」って、
これからの期待も込めて穏便に済まされるという空気感が周囲にはあると思う。
常識外れなことをしても、仕方ないと思ってもらえたり、
そんなことも知らないの?ということがあっても、特段責めたりしない。

それと比べるのも何ですが、
この年齢になってくると(50代突入)ですが、
ちょっと常識外れなことを言うと、
「はあ?あんた何歳よ」とにらまれることもあるし、
年齢にそぐわない知識や経験のなさが明るみに出ると、
「はあ?何年やってるのよ」と言われることがあるのです。
それを言うのは、自分よりやや年上の人からが多いように思います。

つまり、自分よりベテランの方にとって、
この50代の女性を見る目って何か厳しくないですか?と思ってしまいます。
例えば、60代の人から見ると20歳以上若いと、もう
子どもを見る母のようになってしまうけど、
まだ10歳ほどの差であれば、
自分と大して変わらなくて、負けないわよ的なものがある人にはあるのか、
それとも60代はもっと大変なんだから今頑張りなさいよ的な、
激を飛ばしてもらっているということでしょうか。

(60代の方々、偏見でものを言ってすみません!)

年相応に、
見た目とか、志向とか、それなりのものになっていくというのはあります。
それが、常識とか知識とか経験値になると、
年齢に則しているかどうかが見られてしまうような気がしてくるのです。
40代なら、
「もう少し年を重ねれば分かるわよ~」っていうところで、
ぎりぎり年齢の猶予が与えられ、これはこれで許そうという空気があるように思います。
それより若ければなおのこと。
逆に、高齢者と言われる年齢に近くなってくると、
人生を長いこと生きてきた労わりの視点と、尊敬の念が注がれるので、
常識や知識、経験値を否定するようなことはしないような気がします。

50代のおばさんに対する年相応って、そういういう意味では甘くない。
一番しっかりしている風な(確立されたような)年齢らしさをどこか期待してしまうのかなと思ってしまいます。
人生の中で、自分のしてきたことが世間に表面化する年代でもあるような。
だからちゃんとしてくださいよ、というものがもしかしたらあるのかな。
老いへの実感を痛いほど感じながら(まだ抵抗している)、
世間での評価は情けようしゃなく厳しく、そんな中社会とのつながりも深く、
そこから学べる50代ということなのか。

わたしの場合、
結構あきれられたり、バカにされたり、はっきりと怒られたり・・・
ということがあります(それだけヘマが多いということだな)。
他の50代の方々はどうなのかとても知りたいです。
「そんなこと、若い頃じゃないんだから滅多に無いわよ~」
って言うのかなあ。
気になります。






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