春だった!

盛岡にも桜前線がきています。
雨が降ったりやんだりの寒い日が続いていますが、雨に濡れた桜もしっとりしてきれいです。
空が晴れてくると、ピンク色の花びらがもりもりっと開いて、うわあ~~~
思わず声が出てしまうほどきれいで、本当にうつくしい。
桜を見ていると、やさしい気持ちにもなるし、力もわいてくるし、大好きです。

テレビでどこかの桜並木が映っていたのですが、そこへおばあちゃんが歩きながら
花をうれしそうに何ともいいお顔して眺めていました。
「はあ~きれいだごと」
テレビの前のわたしも、
「ほに、ほに」と相づちを打ちながら、笑顔になってしまった。
そして、さわやかな若い男女も来ました。
「なんだか、人がいなくて寂しいですねえ」
「来年はもっとにぎやかにお花見ができるといいですね」
いつも出店が出て、たくさんの人でにぎわうところでの桜を毎年見ているのでしょう。
同じ場所にいても、桜、人、その場所のにぎわい、
それぞれ目に映るものが違っていて、感じるものも違う。

わたしは、このおばあちゃんと同じ。
どんなに冬が長くても、必ず春がやってきて、桜のつぼみがふくらみ、まだかまだかと咲くのがすごく楽しみで、
やっと咲いたなあ、きれいだなあ、幸せだなあと感じられる人でこれからもありたい(出店のタコ焼き食べながら見る桜も好きですけどね)。

今日は、実家の母のところに寄ると、「水仙の花、きれいに咲いていたよ」
と言って、何本か取って新聞紙に包み持たせてくれました。
桜と水仙、春と言えば・・・の、お花。
最近、テレビをなんとなくつけてしまっていることが多く(毎日、コロナテレビを見ている自分)、
本当に見たいものではないのに見ていたかもしれないなと思いました。
そんな合間にも、季節はめぐっていましたね。
待ち遠しかった春が来ていたのに、あぶなく味わい方が雑になってしまうところでした。
今、自分の目の前にあるもの、目の前で感じているものを大事にしていきたい、
と思い出させてくれた花たち。






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