風邪の治し方いろいろ

運良く、と言ったらいいのか、土日で(ちょうど休みのときに)風邪をひきました。
のどが痛くて、咳が出て、熱があって、頭が痛い・・・
体温計が壊れて、いつか買わなければと思いつつ数年が経ち、
体温は測れていませんが、昨夜はたぶん熱が上がったのか汗をかきました。
今朝になって少しすっきりして、調子が良くなってきた感じがあります。

風邪をひくと、いつも生姜湿布というものをします。
生姜(2個くらい)をすりおろして、ガーゼでしぼり(エキスを出す感じで)、沸騰直前のお湯(500MLくらい)に入れ、タオルを浸し、
やけどしない程度のホットタオルを作って喉に当てます。
熱くて首が真っ赤になるのですが、10~15分くらい繰り返し行い、喉にだけ集中して血液を集めます。
その後布団をかぶって寝る(汗をかきたいときはすぐ寝たほうがいい)・・・これで、ほぼのどの炎症は緩和されていきます。
1回で痛みが取れるときもあれば、手当が遅かったときは生姜を新しくすりおろして日に2~3回行うとほぼ良くなります(具合が悪いと、結構この手間はしんどかったりするが)。

このような原始的な自然療法が昔から結構好きなのだ。
早く治したいときは薬も飲むし、病院へも行くのですが、
なんとか自然治癒力を信じてやってみようか、と思う時(そういう気分になる時)が往々にしてあります。

娘が小さい頃は、よく熱がでると白菜を頭に敷いて熱を下げたり、
咳にはレンコン汁、寒気には大根湯、お腹の冷えには葛湯等々、できるだけ薬を飲まないで手当てをしていました(娘の意思とは関係なく)。
その度に夫が「大丈夫なのか、そんなので・・・」と微妙な顔をして、でもある程度信じていないわけでもないのか、
結局、ぶつぶつ言いながらも野菜を買いに行ってくれました。
今では、喉が痛いと言うと「生姜買ってくるか?」と聞いてくるまでに。

今日は、最近肉食が続いていたので、干しシイタケスープを作って飲みました。
体に染み渡るような、やさしい味が美味しく感じる・・・
スープと、しゃれたネーミングになっていますが、
単なる干しシイタケを戻して煮て、濃い色にしたシイタケ味の飲み物です。

マクロビオティックの考え方では、体が陰性か陽性かに傾くと病気になりやすく、そこを中庸にしていくために食事でバランスを整えていきます。
肉は単純に言えば、摂りすぎると陽性に傾いていくので、陰性のシイタケを使用します。
生のシイタケは陰性が少し強すぎるのと、干したものの方がビタミンが多く含まれているので、それを使い、肉の毒消しをするのです。
魚(刺身など)の摂りすぎのときは、大根も使います。
陽に傾くと体を固くし、陰は緩める作用があるので、肩こりが続くときなども、このスープは良いです。

20代の頃、私自身がこのマクロビオティックで健康を取り戻したこともあり(今は雑食になっているが)、時々体の陰陽を感じてはそこに戻ってみたくなることがあります。
皆さんも風邪には充分気をつけて、温かくしてお過ごしください。







コメント