今よりもいい人生にしていくために

夫が大きな病院で治療をすることになり、かかりつけ医から紹介状をもらってきた日、やはり私はショックでした。
病気になってほしくない、ずっと元気でいてほしい、長生きして楽しい人生を送ってほしい・・・
そう思う気持ちが強く、不安で心臓がばくばくしました。

以前、●夫がいないと自分は生きていけない
というパターンが暴れたときがあり、ケアしていた時がありました。
その頃選んだ白パターンは、○夫がいないと自分の人生も終わってしまう、わけではない
というものでした(これは、本当に救われるような白だ)。

そして今、その時とはまた少し違うパターンがいる感じがしています。
微妙に言い分が変わってはいますが、
自分がつらくなるから、自分には耐えられないかもしれないから等と、
夫に起きていることに対し、自分が不安や恐怖、つらいと感じているんだと思います。

また、それと相反することも感じています。
毎日顔を合わす、障害のある利用者さんたちを見ていて思うこと。
「まさか自分が障害者になるなんて」「何で自分が・・・」
と思っていた、と言っていたのを思い出します。
そして、その思うようにならない肉体、精神は、全くもって原因がわからないもの、心あたりがないもの、
ではないことも、深いところで何かしら気づいているのを感じるのです(口にはしないが)。
その根元を変えたい(今までの自分を断ち切りたい)と決心して毎日を過ごしている。
今より少しでもいい人生にしていくために。
人生はまだまだ続いているから・・・
変わっていくと心に誓うことで、細胞が生まれ変わると思えるのです。

治療をするということに、希望を見出せるように思いました。
夫も私も、これからどんな人間になっていきたいのか、きっと今まで経験してこなかったことを経験させてもらえるのかもしれない。
いえ、させてもらえるかもという受け身じゃなく、経験したいです。
時間が経つにつれ、少しずつそう感じるようになりました。

私の気持ちは私の責任。
これからも、夫のことで湧き上がる感情があれば自分で向き合っていきたいです。









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