昔話
はじめて母から、母の祖父(私の曽祖父)の話を聞きました。
市日(毎月決まった日に出店が出る日)になると、
気が遠くなるような山奥の奥から、
今では信じられないような距離を歩いて
母たち(孫たち)に会いに来ては小銭をくれたという話でした。
ボロボロの布巾着にお金が入っていて、
母はそのお小遣いをもらうのが本当にうれしかったと言っていました。
父親(私の祖父)は厳しくて頑固でとにかく怖かった・・・
でもおじいさん(私の曽祖父)はとても優しい人だったんだよ、と話す母の顔も穏やかでした。
母の両親(私の祖父母)は駆け落ちして村を出たので、
その時代ではめずらしい恋愛結婚。
夫婦で理容店を営んでいました。
やはり駆け落ちだけに、
母には祖父母たちの家に遊びに行くという子ども時代の思い出もなく
(っていうか、思い出せなかったのか)
はじめて聞く話に私は母を可愛がってくれたことを想像して
何だか嬉しくなりました。
その時代は生きるだけで大変だったと思うし、
私が想像できないほどの苦労と、
そして幸せを感じながら生きてきた祖父母や曽祖父母たち。
ご先祖様のおかげで自分が今ここに元気で生きていることを感じて涙が出ました。
母からまたいろいろな昔話を聞いていこうと思います。
コメント