TAKARAZUKA 盛岡公演
生まれて初めて、宝塚を観ました。
噂には聞いてましたが・・・もう~~すごかった!!!
としか言いようのないほど、すごく良かったです!
レビューと言われる歌と踊りのショーでは、
あのフワフワのドでかい白い羽が登場。
宝塚といえば、コレでしょ!(←素人にはこのイメージ)
背中に羽が生えるって人としては憧れてしまいます(って言い方も変だけど)。
何だかこの世ではないような?
いつの時代?どこの国?
ステキな不思議な世界でした。
はじめは男役のトップスターの登場に、
あ、男じゃなくて女の人なんだよな??
っていう錯覚と混乱と、違和感ありありだったんですが、
だんだん目がなれだし・・・
素敵な声に惹かれ、歌の上手さに惹かれ、華麗な身のこなしに惹かれ。
女役もいいんですが、私は男役に興味津々でした。
なぜに、あんなに男らしく見えるんだろう。
ドキッとしてしまうくらい、もう男にしか見えない。
でも、男性を演じる中にも、ちらっと女性を感じる部分もあって、
そこがまた人間の魅力を引き立てるんですね。
それで思ったのは、
性別だけでなく、何事にも完全にどちらかだけということはないなあと。
絶対、完璧にこっち!
って思っても、それは完全ではなく。
自分の無意識化に相反するものが、どこかに潜んでいるように思いました。
だとすると、何かに完全に偏るということはないのかもしれません。
もうダメだ・・・終わった・・・
と思うようなことがあっても、
完全にダメではないし、終わってもいない。
良く向かうための可能性は、どちらの選択にもあるということ。
宝塚で歌って踊っているジェンヌたちも、
「好き」「楽しい」だけでは毎日の練習をやっていけないのだと思います。
その中に「もうイヤだ、やりたくない」と、
「こんなの大嫌いだ、最悪だ」もありながら~
救われることがあって嬉しいこともあって、そして舞台で輝ける。
この世のものとは思えないようなキラキラの世界でしたが、
それも、そういう世界があるんだなと思うことで、
現実世界でがんばるのもいいと思える。
自分には到底マネできないものを見て、
でも、自分にもそういうものがあると感じました。
もう一度、観たいなあ。
月組 『琥珀色の雨にぬれて』 |
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