いつでも道場
最近読んでいる「禅語」についての本。
禅語って、四字熟語のようなものもあれば、漢詩のようなものもあり、
中学生の頃にはじめて習った漢文を思い出します。
最近は大河ドラマ「光る君へ」にも出てきて、
文の意味が謎解きみたいで、今ならまた勉強してみたいなあと思ったりします。
仏教から生まれた言葉なのでしょうが、
全て(それこそ、ゼン=全=ALL)の真理を集約しているかのような表現が、
短い言葉に詰まっています。
その本の中で、
歩々是道場(ほほこれどうじょう)っていう禅語があるんですが、
意味は、
自分次第で、どこにいても、どんな状況でもこの場所で悟ることができる。
おーーー、まさにそうだな。
何でこんな大変なことばかり起きるんだと思うことがありました。
こういう時、頭がぐるぐるしてきます。
感情は見ているものの、どのパターンに語りかけようか?と、
気づくとまた思考をめいっぱい使って、解決方法を考えている自分がいます。
でも、こういう時は、いつもより増して、
自分はどうありたいか?と問いていくこともできます。
そして、今の自分がいるこの状況が、場所が、まさに道場だということ。
環境や条件や、自分が動くことで状況を変えようとしているけれど、
その中にどっぷりと浸かって今のままで、
苦しみと共にいながら、
もう、成るようになるさ!と軽い心で感じていこう。
そう思えてくる、歩々是道場です。
そして、直心是道場(じきしんこれどうじょう)
っていうのもありました。
真っ直ぐな心をもってすれば、
こんなとこにいては自分はダメになる~ではなく・・・
どんな職場であろうと、家庭であろうと、自分が成長することはできるのです。
真っ直ぐな心での努力。
それをやってから、そこを脱してもいいのかもしれない。
そこを去るべきか、逃げた方がいいのか、
手放す前に、
やりきってみればその時がいつなのか分かるのかもしれません。
うお~、そうだそうだ。
禅語を読んで唸っては、力をもらっています。
南部もぐり 水の中でも道場 |
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